哀しみのオレンジ

EPISODE2 幸人と真美

 プルプルプル…プルプルプル…プツッ…ただ今、電話に出ることができません…
「どうですか?」
「繋がらない…ハァ〜…どうしちまったんだよ…?」
 真美は既に1週間以上無断欠勤をしていた。それに無断欠勤が続く前に神戸卓郎が殺害されたというニュース。ニュースでは結婚している事実や彼女の名前は一切報道されていないが、同じ職場の人間なら神戸真美が犯人なんじゃないかと疑いの目を向けている。おまけに電話が一切繋がらない…言い方悪いが、あんな臆病で引っ込み思案の彼女が殺人など犯せるのだろうか?と皆が疑問の目を向けている。それにしても本当にどこへ行ってしまったのだろうか?警察は「捜索中」としか述べていない。もし彼女が犯人なら殺害動機、どのような心境だったのかは確かめておく必要がある。
「でも私は信じられません…神戸さんが人を殺せるような人には見えないし、けど相当な暴力受けてたみたいですよね?」
「あぁ…多分ジャンパーも全身の傷を隠すためだったんだろう…」
「じゃあ、やっぱり耐えられなくなって殺した…?」
「そんなこと俺だって考えたくねぇよ…!」
「川﨑さん…」
「けど、とにかく神戸さんの行方がわからなければ話は進まない…俺が直接警察行ってくる…だから、神戸さんのことは俺に任せてくれないか…?」
 部下の声も届かなくなった川﨑弘達。彼と彼女はただ同じ職場で働く上司と部下に過ぎないはずなのにどうして彼女をそこまで想うのだろうか?それに彼は大事な家族を持っている。固執する理由はそこまでないはずなのだが…

 翌日の土曜日。川﨑は葉琉州警察署を訪れていた。この日担当するのは坂本逸郎だ。
「急にすいません…川﨑弘達と申します。神戸真美の行方はまだわかりませんか?」
「あなたは、お話で聞いた奥様の上司さんですね?」
「はい…まだ見付かりませんか?」
「はい…我々も総出で追っているのですが、手掛かりもなくて…」
「そうですか…」
 見るからに警察が何かを隠している様子はなく、総出で追っているのにどうして証拠すらないんだと困っている表情も覗える。神戸真美の身辺調査で判明している事実として親族は殺された卓郎のみ。両親の方は既に亡くなっている。
「ですが、一つの証拠にこのアイスピックがありました」
「アイスピックですか?」
「凶器の一つですが、被害者と奥様の指紋が検出されています。両方の指紋がある以上いつ使われたかはまだわかってませんが…」
「それ以外は見付かっていない感じですか?」
 川﨑は関係者とはいえこれ以上の詳細は教えられない。あとは必ず彼女を見付けると言うしかできなかった。
「これ私の携帯です。もし何かあったら私にお電話ください」
「ありがとうございます…すいません、お時間いただきありがとうございました…」
 川﨑は警察署を後にした。やはり一人で行方不明になるのは彼女の性質からして考えられない。どこかに匿われているのだろうか?腑に落ちないことばかりで毎日がスッキリしない…そんなとき
「川﨑さん…」
「ん…?」
 後ろから誰かが声を掛けてきた。さっきまで話していた刑事さんよりもかなり若い声。振り返ると
「君は、違う刑事さん?(エラい若くてイケメンだな…)」
 その声の主は20代のイケメン。しかも全身黒尽くめのスーツが非常におシャンティに見える。真美と同じくらいか?
「突然失礼しました…僕は水瀬幸人と申します」
「水瀬さんですか…?(何だこの冷たい感じの雰囲気は?)」
 明らかに初対面だが何故か彼は自分の名前を知っている。
「先程も確認あったと思いますが、あなたが神戸真美さんの上司様ですね?」
「そうですが」
「居場所など心当たりはありませんか?」
「いや…」
「あなたが神戸真美さんを探す理由…何か特別な理由があるんじゃないんですか?」
「特別な理由なんかない…」
 彼は何かを察しているような様子だ。真美に身寄りの者がいなければ探し出せるのは自分しかいないと考えているのだろうか?だが身寄りがいなくても職場の人間や友人が家族の代わりに捜索願を出すことは珍しいことじゃない。しかし今回の担当は幸人じゃないはずなのに、川﨑にここまで情報を聞きたがるのも何か理由があるのは言うまでもない。
「神戸さんに身寄りがいないのは、もしかしたら嘘かもしれませんよ…?」
「…!?もうそれ以上はけっこうです…!失礼します…」
 川﨑はまるで自分の都合が悪くなったかのように去ろうとする。
「神戸真美さんは何者かに匿われている可能性があります!それに僕は元公安だ!今あなただけが動いて解決できる問題じゃない!」
 彼の張り上げた声を無視して去る。情報を誰よりも掴んでいる幸人に特別な理由を持って彼女を探している川﨑弘達。彼らの運命は一体どうなるのだろうか?そんなとき
 コソコソ…
「やはり…神戸卓郎は厄介な連中と絡んでたか…」
 微かな殺意を感じ取る彼の目に映ったのは川﨑を背後から追う影。川﨑は追われている気配に気付いていないが、追っている側も背中隙だらけで彼の存在に気付いていない。そしてあっという間に
 トントン…
「…!?」
「…」
 彼はそのまま2本指で喉元を突いて意識を奪う。近付く前から何となく感じていたのはその正体が女性であること。強く突いていないためすぐに目を覚ました。
「…んん…?」
「彼はターゲットになる人間じゃないはずだ…何が目的ですか…?」
 彼は女性が被っているニット帽とマスクを優しく外した。女性相手には優しいのか?その素顔の正体は高橋知沙(40)。海外マフィア相手には容赦なく首をへし折って殺害したのに知沙にはこの表情。
「あなたを雇っているのは誰です?」
「知って何するのよ?」
「別に教えたくなければけっこうです…確かにあなたたちに殺されて当然な人間はいるでしょう。ですがあの人は違うでしょう?」
「…」
 単独で動いたのか?もし彼の予感が当たっているなら雇い主は川﨑弘達を殺害しろなんて命じるわけがない。
「あんた…何を知ってるのよ?」
「言ったらネタバレになってしまいます…それより、ちょっと付き合ってくれませんか?」
「はっ…?」
 彼は優しく手を差し出して知沙を立たせた。水瀬幸人の目的は相当の謎だらけみたいだ。
「どこ行くの?」
「損はさせませんから…」
 どうやら一目惚れしたようだ…

 3年前。高橋知沙(当時37)は人材派遣会社で営業職をやりながら配送業に勤める夫と中学1年生の息子、翔星と暮らしていた。だが夫は仕事のミス、正確には利益を大損させたという濡れ衣を着せられ、全面的に「お前が悪い!」と上司から罵られたことのストレスによりアルコールに逃げるようになる。さらに飲み会後に揉め事を起こし、夫の上司に知沙が呼び出されることもあった。酒が全く飲めない知沙にとって夫の行動は全然共感できない。配送業なら当然車を運転する。酒癖が非常に悪ければ二日酔いの影響で当日の仕事がパーになってしまったのは言うまでもない。そして酒癖の悪さが生んだ暴力の矛先が遂に家族にも向いてしまう…
「おい知沙!酒が切れたぞ…!」
「ちょっと流石に飲みすぎよ…もうお金もないし…」
「金なきゃお前の親から奪ってこい…!!」
 バリーン!
「キャッ!?」
 1ヶ月で最大15万円が酒代に消えていた。当時夫の月収は35万円、さらに住宅と自動車ローンも乗し掛っている。さらに翔星も中学に上がって塾の費用など何かとお金が掛かる。
「もう私の稼ぎだけじゃ…」
「ただいま…」
「おかえり…」
「どうしたの?お父さんはまた飲んでる?」
「うん…」
 息子の世話をするのは全然苦じゃないのに夫の世話までしなければならないのは流石に苦だ。だがもう今月分がピンチ…家は引き払うしかないのか?知沙は一筋の光を信じて夫に直談判をすることに
「ねぇ…お酒やめろとは言わないけど、そろそろ働いてほしいの。もう貯金尽きたのよ…?」
「今は充電期間なんだよ!お前が何とかしろ!」
 そうは言っても半年以上働いていない。悪すぎる酒癖と無断欠勤によって会社を解雇されてから新たな職を探していない。さらにその日は説教されて苛立っているのか
「もう俺は働かねーよ!酒持ってこい!!」
 夫以上に知沙の方が苛立っていた。毎日酒ばっかで空缶も一切片付けず、苛立ったら自分に暴力を振るう。もう、殺してしまえばいいんだ…
「おい!何するんだ!?」
 知沙の右手には包丁が握られていた!ベロンベロンでも包丁を向けられたら流石に焦る。
「死ね…」
 グサッ!グサッ!グサ…!
 知沙は夫の上半身が原型を留めないほどグチャグチャに滅多刺しにし、知沙の顔は返り血で真っ赤になっていた。そしてさらに
「ただいま…ママ…!?」
 何と間が悪いことに翔星が帰ってきてしまった!
「な…何してんだよ…!ママ…!?」
 ギロ…
「ひぃ…!」
「見たわね…?」
 既に優しかった母親の目じゃない。本人曰くこのときの記憶はほとんどないという。翔星は血に染まる母の顔を見て失禁する。気が付いたら…
 ピチャ…ピチャ…
 返り血を踏んだ足音がのろのろと近付いてくる…白い靴下は真っ赤に染まって生温い感触が歩いている音で感じる。
「ねぇ…翔星違うの…ママは…」
 まるで赤鬼のように真っ赤になった母の顔。本来翔星は母親のことが大好きなママっ子だ。彼は何とか震える声で
「ママ…わかった…!だから警察に行こう…」
 もしかしたら殺されるかもしれない恐怖に震えながら必死で警察に引き渡そうとする。このまま逃げて捕まったら死刑?になってしまうかもしれない。けど正直に自首すれば罪は少しでも軽くなるはず…翔星はゆっくり母の手を繋ごうとするが、彼女の左手は…
「ママ…?」
「ごめんね翔星…ママのために死んで…!」
 バチンッ…!
「痛ぃ…!」
 彼は生まれてから両親に殴られた、叩かれたことなど一切ない。あんなに優しかった母親はもはや人間ではなく獣。そして彼女の目に映る翔星は愛する息子じゃなく獲物だった…
「ママやめて!ママ…!」
 バチン…バチン…!
 彼女は馬乗りになって何度も翔星の顔面を平手で殴り続ける…
「痛いよぉ…ママ…何で…?」
 翔星の顔はパンパンに腫れ上がっていて涙が止まらない。それでも母の頬に触れようと手を伸ばすが
「死ね…!」
 何と知沙は実の息子の首を容赦なく両手で絞める!彼は薄れゆく意識の中、一切抵抗せずただ母の頬に触れようとするだけ。自分の命が消えかけているのに何故抵抗しないのか?彼は抵抗したくても、そんなことしたらママが怪我をするのではないか…ママを傷つけたくない…それしか頭になかった。
「やめて…ママ…」
 知沙は一切力を緩めず殺意に満ち溢れた表情のまま、愛する翔星の首を絞め続け…
「………」
 翔星は大好きな母に首を絞められて殺害された…まだ翔星は13歳。
「ハハハ…ハハハハハ…!翔星…これであなたはママのものだよ…ハハハハハ…!」
 殺害するだけじゃ飽き足らず、制服を脱がして翔星の身体を舐め回した。殺される寸前に出た汗の味が今も忘れられない。
 今日に至るまで愛していたのは偽物の家族だったのか?そんなはずはない…私は家族を愛していた…!夫が酒に溺れたのも私のせい…私が歪んでいるせいで小さい命まで奪ってしまった…!
 その後私は奥野明美さんに拾われて生活している。殺害した罪を懺悔していつかは自首しようと思っているけれど、あの人に恩を返すまでは捕まれない。それなのに、今抱いている裸の男の子がまさか刑事さんだなんて…気持ち良いから今は許してほしい…
「フゥ…」
「ありがとう…こんなの久しぶりで…最高だわ…」
「知沙さんこそ…」
 使用済みコンドームが二つ。2人は裸で快楽の限りを楽しんだ。知沙は40歳になって数年ぶり、さらに28歳の男性が相手でかなり気持ち良かったようだ。幸人はあの後知沙を連れて食事し、本人曰く自然的な流れでホテルへ行って性行為に至った。それにしてもきちんと恋愛感情や性欲を持つ。やはり彼も一人の男だろう。これだけ見ればただ単に快楽目的で知沙を誘ったとしか思えないだろうが、実はこれも計画の一つだ。まだ彼は知沙の雇い主の正体を知らないが、知沙との接触で何か有力な情報が得られるかもしれないと踏んでいる。
 ペロペロ…
「?」
「ごめん…私男の子の汗を舐めると嘘吐いてるかわかるの…けどあなたは嘘吐いてなさそう。でも何で?人殺しの私なんて誘ったの?しかもこんなおばさんを…」
「愛を感じてみたかった…んですよ」
「えっ…?」
「別にあなたを逮捕することが目的じゃありません。正確には、あなたの周りにいる女性の方が目的です…」
「……」
「勿論教えてくれないのならそれ以上聞きません。ですが」
「何よ…?」
「あなたの愛を感じてみたかったのは本当です…だから、僕にも舐めさせてください」
 やはり知沙から情報は得られなかった。彼は非常にサイコパスだと言われているが無理強いはしない。実は子供と女性相手には優しいのだ。それも過去の出来事がキッカケだが…
「いいわよ…今日はあなたに任せたい」
 チュ…ペロペロ…
「はぁ〜…」
 何故だろう?セックスがこんなに気持ち良いなんて…幸人君を離したくない…離れたくない…幸人君になら捕まってもいい…むしろあの子の檻に一生入っていたい…でも私にそんな幸せなことあってはいけないよね?今願うことはただ一つだけ。幸人君…どうか私を、あなたの檻に入れて…

「ありがとうございます…」
「お礼言われる筋合いはないわ…でもこれであなたも人殺しよ。覚悟できてたと思うけど」
 元旦那を殺害してから1週間。傷がほとんど癒えない真美は明美のもとへ行っていた。仕事は無断欠勤を続けているためほぼクビ確。いまいち明美の資金源はどこからなのか気になる面はあるが、当面の生活は卓郎の生命保険金を少々裏のルートで手に入ったため困ることはないだろう。だがお金問わず一度手を汚してしまったのならずっと明美の傍にいることが最善の策だろう。
「次は誰を殺すんですか?」
 気付いたら自分から聞いてしまった。彼女は自分と同じように悩む女性が沢山いるだろうと考え、奪う命があれば救われる命もあると信じている。
「威勢が良いわね?なら教えてもいいけど…コイツよ」
「森雄吉?ですか?」
「そうよ。見ればただの好青年だと思うけど、この男は子供の敵よ」
「子供の敵…?」
 聞けば外道だ。森雄吉(43)は有名大卒のエリートサラリーマンで営業成績は絶好のうなぎ登り。小学6年生の娘がおり、今年控える有名私立中学に向けて勉強している。これだけ聞けば親子揃ってエリート街道だと思うだろう?しかし森の裏の顔は完全に理想を娘に押し付け、完璧にならなければ認めないというほど教育が行きすぎている。少しでも自分の理想にそぐわないようなら暴力面でも虐待し、妻は娘を守ろうとしても男性の力には敵わなかった。その男が明美のターゲットだ。しかし
「その前にこの男…」
「誰ですか?(イケメン…)」
「イケメン?」
「あっ…」
 つい心の声が漏れた…まさかこの男もターゲットなのだろうか?殺そうにも殺せなさそう…
「えっと…この男はどんな奴なんですか?」
「刑事よ」
「警察!?」
「それも元公安警察の強者。名前は水瀬幸人28歳」
「そいつも殺すんですか?」
 何故明美が水瀬幸人の写真と情報を持っている?彼は女性関係などでトラブルを起こしていないのに。しかし回答はどこか含みのあるものだった。
「いえ…この男はターゲットじゃない。でも気を付けた方がいいわ…」
 確かに刑事なら今回の殺人事件を追っているため、警察の手からは逃げ続けなければならないが、何故明美は一人の刑事に限定して写真を出したのだろうか?
「簡単に言えばこの男はサイコパスよ。私でも怖い存在…近付いてきたら逃げるか、私に連絡を入れて」
 明美でも怖い存在?それにどこか表情が哀しげでどこか含みのある感じだ。
「多分水瀬幸人は近い内、私たちに近付いてくる…」
「明美さん…その水瀬幸人とはお知り合いとかなんですか?」
「昔ちょっとね…」
 でも待て?奥野明美は50歳で水瀬幸人は28歳。年齢差は22歳差。親子くらい離れている。まさか?とは思ったが「昔ちょっと」と言うくらいなら親子ではなさそうか…?
「まだ傷も癒えてないから、もう帰りな」
 彼女はその後明美が用意してくれたアパートに住んでいる。流石に元旦那が死んだ部屋に住むのは趣味じゃない…帰る前に1杯飲んでこっかな…

 その日の夜。
 カランカラン…
「いらっしゃいませ…ご注文どうしましょう?」
「スコッチ(ホワイトホース)のソーダ割りください」
 幸人はいつも立ち寄るバーへ飲みに行っていた。
「いつものですね。かしこまりました…」
 カラン…シュワシュワ…
「どうぞ…」
 ゴクゴク…
 彼のオーダーはいつも決まってスコッチウイスキーのソーダ割り。鼻に抜ける独特な香りが好きだ。ゆっくり楽しみながら飲んでいると
 トン…
 ついグラスを置く音に反応する。3つ先のカウンターに座っているのは若干20代の女性。それにまだ寒くないのに厚手のジャンパーだ。見るからに普通じゃないのは気配ですぐわかる…
「マスター…あの方にも同じのお願いします」
「かしこまりました…」
「ハァ〜…」
 トン…
「?」
「あちらのお客様からです…」
「どうも…って…!?(この男…まさか…!)」
 間が悪すぎるし明美から注意されたのに出くわしてしまうなんて!?マズい…このままじゃ捕まってしまう!
「(ここは逃げるか…?けど明美さんが元公安とか言ってた…無理に決まってる!)」
 しかし
「隣、いいですか?」
「えっ…?」
 話し掛けた声は非常に穏やかだった。こんな人が元公安なのかと疑うが、身体中から溢れ出る狂気?が明美に似ていて同様の安心感もある。
「(血の匂い?)」
 彼女の嗅覚は突然鋭くなっていた。まさか水瀬幸人も人を殺したことがあるのだろうか?
「(神戸真美か…まさかこんなに早く会えるとは)」
 彼は思わず微笑んだ。しかし彼女を逮捕する目的などさらさらない。だがこの2人の出会いが、後に恐怖の渦へ呑み込まれることとなる…
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