妻、猫になり逃走中! 至急確保し溺愛せよ!
24.変わってしまった彼
キルステンの手が私の首に触れ、その手の冷たさにビク付いてしまった。
ブチッ!
唐突にネックレスの鎖を切られる。
フェリクスから貰ったダイヤモンドの指輪のついたネックレスだ。
「キルステン、フェリクスのことだけど⋯⋯」
泣きそうだったキルステンの瞳に、一瞬にして怒りの炎が灯ったのが分かった。
「ダルトワ卿は君の護衛騎士にする」
私はフェリクスが処罰されないことに安堵のため息を吐く。そんな私をキルステンが冷ややかな目で見ていた。
ブチッ!
唐突にネックレスの鎖を切られる。
フェリクスから貰ったダイヤモンドの指輪のついたネックレスだ。
「キルステン、フェリクスのことだけど⋯⋯」
泣きそうだったキルステンの瞳に、一瞬にして怒りの炎が灯ったのが分かった。
「ダルトワ卿は君の護衛騎士にする」
私はフェリクスが処罰されないことに安堵のため息を吐く。そんな私をキルステンが冷ややかな目で見ていた。