虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。
21.奇跡のような男の妻は楽ではない。
皇帝陛下と皇后である姉の即位を祝う舞踏会で私はサイラスと踊った。
またしても、私は彼に助けてもらったのだ。
気がつけばバルコニーに出したはずの令嬢達は、みんな会場に微笑みをたたえながら戻って来た。
私の悪口で盛り上がったのか、レナード様がみんなに口づけでもしたのか想像しただけで不愉快だった。
だから、あれから1ヶ月私はレナード様とは領地運営に関する仕事のやり取り以外は話していない。
「他のお姫様の夢を見ている方をお部屋にはいれられません。」
そういって私の部屋への出入りも断固拒否している。
あの日、サイラスと踊りが終わった途端、レナード様に帰宅を促された。
そのため、お祝いの場での姉へのご挨拶が叶わなかったのだ。
日程の調整をしたけれども、即位直後で行事が多くご挨拶に伺うのが遅れてしまった。
今日、私は姉に会いに皇后宮に来ている。
「お姉様、お祝いのご挨拶が遅れて申し訳ございません。」
「ミリア、人払いをしたから、そこに座りなさい!」
私は姉の言葉に周りを見渡すと、確かに人払いがされていた。
またしても、私は彼に助けてもらったのだ。
気がつけばバルコニーに出したはずの令嬢達は、みんな会場に微笑みをたたえながら戻って来た。
私の悪口で盛り上がったのか、レナード様がみんなに口づけでもしたのか想像しただけで不愉快だった。
だから、あれから1ヶ月私はレナード様とは領地運営に関する仕事のやり取り以外は話していない。
「他のお姫様の夢を見ている方をお部屋にはいれられません。」
そういって私の部屋への出入りも断固拒否している。
あの日、サイラスと踊りが終わった途端、レナード様に帰宅を促された。
そのため、お祝いの場での姉へのご挨拶が叶わなかったのだ。
日程の調整をしたけれども、即位直後で行事が多くご挨拶に伺うのが遅れてしまった。
今日、私は姉に会いに皇后宮に来ている。
「お姉様、お祝いのご挨拶が遅れて申し訳ございません。」
「ミリア、人払いをしたから、そこに座りなさい!」
私は姉の言葉に周りを見渡すと、確かに人払いがされていた。