虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。

32.あなたを利用させて頂きます。

「お茶会を開催してもよいですか?」

私はレナード様を利用し尽くすためにお茶会の開催を提案した。
姉が以前お茶会は彼の話で持ちきりだと言ったのを思い出したのだ。

私は彼のプライベートを知っている。
それを切り売りすることにした。

私はお茶会を開催したことはない。
しかし、姉の主催するお茶会には付き添ってきた。

ファッションの話ばかりでまったくわからず何もできなかった。

なぜ、お茶会を開催するかというと姉がアーデン侯爵夫人にふさわしいものとして宝飾品店を経営しろと言っていてその命令を破るつもりだからだ。

宝飾品店の経営は大富豪の夫人ぽさを出すためだと姉が言っていた。
ならば、同じ効果を他のもので出せば良い。
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