虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。

33.あなたのプライベートを売ります。

「はじめまして、カルマン公女」

私はお茶会を開いた。
私は5人のメンバーを選んだ。

私はお茶会に呼べるような知り合いがいない。
だから誰を呼んで良いかわからない。
私は面識のない私から招待状が届いても絶対くるメンバーを選んだのだ。

今日呼んだメンバーはレナード様の事業と関わりがとても深い方達。
だからレナード様の婚約者の私に呼ばれれば、断り辛いと踏んだ。
私は招待客の選定についても彼を利用したのだ。

「皆様にお願いがあります。私はカルマン公女と呼ばれると未だ皇后陛下のことだと思い、自分のことだと思わず呼びかけられても気がつかないかもしれません。どうか私のことはミリアとお呼びください」

私が言うと招待客の1人が吹き出し、慌てて笑いそうになったのを隠したのが見えた。
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