虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。

46.私の新しい家族、カネって何かしら?

「おはようございます。レナード⋯⋯」

ロウソクは確かにあった、しかしそれは燭台のロウソクで私は心底ホッとした。

やはり、レナード様は仄暗い性癖など隠していない王子様だった。
私はたくさん王子様の口づけを受け、幸せな時を過ごした。

「おはようございます。私の可愛いミリア」

彼が私を抱きしめて顔中に口づけをしてくる。

「あの、そろそろ皆様がお待ちだと思うので下に降りませんか?」

実は今領地にいるアーデン侯爵家の方が首都の私達の家に泊まりに来ている。
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