虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。

47.あなたにどんな秘密があっても愛しています。

「私もアカデミーの頃から、ずっとレナード様を見ていました」

同じような運命的な出会いが、2代にわたりあったことに感動して話の途中かもしれないのに思わず言ってしまた。

そうだ、私はアカデミーの頃から、ずっと彼をみていた。

卒業してしまった後、彼の将来の選択肢としてはあり得ないと思いながらも先生として現れないかと妄想した。

「みなさま、あの話の途中で申し訳ないのですが、新婚なのでここで失礼させていただけますか? あとは私からミリアにご説明します」

急に彼が私をお姫様抱っこして、歓声が上がる。
家族の前でして良いことなのかわからないけれど、顔が赤いのを見られるのが恥ずかしくて彼の胸に顔を埋めた。
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