私が好きになったのはどっちなの?
7,私が好きになったのはどっちなの?
「あ~、釣りでまだ腕が筋肉痛」
週明けの月曜日、病院に出勤すると、職員の出入り口の前で思いがけず樹先生を発見した。
「あっ、樹先生、おはようございます」
今日はお弁当作るために早起きしたのだけれど、会えてよかった。
少し早足で近づいて、先生に挨拶する。
「おはよう」
欠伸を噛み殺しながら、先生が挨拶を返す。
土曜日も眠そうな彼を見たせいだろうか。朝が弱そうなイメージだ。
かわいいけど、本人にそんな話をするのは憚られる。かといって、他に話題がない。
あ~、なにかいい話は……。
釣りお上手ですね? いや、土曜日は楽しかったです……かな?
考えているうちに先生がスタスタと行ってしまった。
「あっ……。結局挨拶しかできずか」
これが蓮先生ならズバッと言えるし、先生もなにかしら話をしてくれるんだけどな……って、なに蓮先生と比べてるの?
挨拶はできるようになったのだから、まずはこれを続けていこう。
そのまま脳神経外科のナースステーションに行って着替えると、業務が始まる前に優希くんの病室へ。
週明けの月曜日、病院に出勤すると、職員の出入り口の前で思いがけず樹先生を発見した。
「あっ、樹先生、おはようございます」
今日はお弁当作るために早起きしたのだけれど、会えてよかった。
少し早足で近づいて、先生に挨拶する。
「おはよう」
欠伸を噛み殺しながら、先生が挨拶を返す。
土曜日も眠そうな彼を見たせいだろうか。朝が弱そうなイメージだ。
かわいいけど、本人にそんな話をするのは憚られる。かといって、他に話題がない。
あ~、なにかいい話は……。
釣りお上手ですね? いや、土曜日は楽しかったです……かな?
考えているうちに先生がスタスタと行ってしまった。
「あっ……。結局挨拶しかできずか」
これが蓮先生ならズバッと言えるし、先生もなにかしら話をしてくれるんだけどな……って、なに蓮先生と比べてるの?
挨拶はできるようになったのだから、まずはこれを続けていこう。
そのまま脳神経外科のナースステーションに行って着替えると、業務が始まる前に優希くんの病室へ。