一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
第二章 大伍と挫折
 ――俺の選択は間違っていたのだろうか?


 高校時代、写真部だった俺は、顧問に勧められて卒業後は写真の専門学校へ進学した。
 
 その2年後に上京し、撮影スタジオに勤務。
 アシスタントして撮影の技術を学んだ。
 
 初めの頃は失敗を繰り返した。
 
「三宅ー!なにやってんだ!フィルム入ってねぇじゃないか!」

「おい!デジカメのデータ誰が消した?! また 大伍かっ!?」

「スミマセン!」
 
 と、毎日、頭を下げてばかりだったけれど、
 
「そろそろ大伍メインで撮ってみるか」
 
 更に2年後、ようやくカメラマンらしい仕事を任せられるようになっていた。

 
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