【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして

三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして

──春

勇凛くんは大学を卒業し、林ホールディングスに正式に入社した。

そして、勇輝さんは正式に社長に就任した。

秘書課の人数が補充され、勇輝さんの仕事がより一層忙しくなったけど、勇輝さんは前よりか少し穏やかになったような気がする。

勇哉さんの行方を知っているのは森川さんだけ。

どうやら世界一周旅行を試みているようで、たまに森川さんに送られてくる写真を見せてもらっては、元気そうな姿に安心した。

勇凛くんが配属された部署は森川さんと離れてしまったけれど、たぶん勇凛くんなら大丈夫。

研修中から勇凛くんを間近で見ていた森川さんは、結構勇凛くんを気にかけている。

まるで三人目のお兄さんのように心配していて面白い。


そして私たちは──

ラウンド2の近くにいい物件を見つけ、二人暮らしを堪能している。

たまに仕事帰りにボーリングとカラオケを練習している。

勇凛くんはまだ一年目なのに仕事も家事も全力だ。

「勇凛くんも大変なんだから無理しなくていいよ」

とキッチンで言うと、

「また七海さんが入院したら大変なので頑張ります!」

スーツのジャケットを脱いでエプロン姿の勇凛くんが気合を入れている。

良き。

──その日

勇輝さんに同行して取引先に向かうため、車に同乗していた。

すると、前の会社の目の前を通り過ぎた。

そして勇凛くんのバイト先。

二人で話した雑居ビルの前。

婚姻届を書いた居酒屋。

婚姻届を提出した役所。

たった半年の間でこんなに人生が変わるなんて、夢にも思わなかった。


三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして、

現在夫婦仲は良好。
社畜は卒業し、今は健全な社会人生活を送っている。

私は大切な人と一緒にいるために、これからも歩んでいく。

勇凛くんと一緒に。


──fin

最後まで読んで頂きありがとうございました!
感想頂けると励みになります泣
番外編も書いてるので、是非そちらもご覧ください☆彡
< 176 / 193 >

この作品をシェア

pagetop