【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして

誘い

──翌日 夜7時30分

私は林ホールディングスの本社ビルの前にいた。

勇凛くんには会社で飲み会があると嘘をついてしまった。

いったい何が目的なのか。

エントランスの受付に行き、名前と要件を告げると、また最上階に案内された。

一人でエレベーターに乗って最上階に行く。

鼓動が早くなった。

エレベーターが開くと、前と同じく、空気が重たい重厚感があるフロア。

勇輝さんがいるであろう社長室に向かった。

深呼吸をしてノックをする。

すると、扉が開いた。

──勇輝さんだった。

緊張して足がすくんだ。

「逃げずによく来たな」

含みのある笑みを浮かべている。

「逃げませんよ。ところでご用はなんですか?」

わざわざこんな時間に呼び出して。

「腹が減ってるだろう」

「は?」

「今から食事に行くからついてこい」

え。

なんで……?
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