箱入り令嬢ですが恋がしたいのです〜選ばれなかった御曹司に溺愛されて結婚します〜
episode2...はじめての恋、育まれる想い
私の配属先は、開発企画部の中に新設された「国内戦略チーム」、玄野さんはそのチームリーダーとして、部内でも一目置かれる存在だった。
――落ち着いているし、周りがよく見えた気配りもできる人なんだよなぁ。
企画開発の件で、私を含め新人社員も増えて上司や先輩方の負担は増えているだろう。戦力になるにはまだまだ時間がかかりそう、それは同期たちみんなが感じていることだが玄野さんはいつだって優しくみんなに声を掛けてくれた。
「マイペースでやろう。焦らなくていいから。聞いてもいいかな、ってことで悩まないで。聞いたほうが良いかもって思ったことは聞こう。その方が仕事もスムーズに進むし俺たちも安心するから」
社会に出たら優しくされることそのものが安心材料になるのだと、玄野さんのこぼす言葉で実感する。足踏みして不安に思う気持ちをちゃんと受け止めてくれる人。でもそれがずっとなわけじゃない。「頼る」ことが「甘え」になっていればちゃんと線引きをしている。「優しさ」を履き違えていない人だと遠目で感じた。
育てようとする思いを感じる、だからこそ私も玄野さんの力になれるように頑張りたい。烏滸がましいけれどそんな風に思い始めた。
――落ち着いているし、周りがよく見えた気配りもできる人なんだよなぁ。
企画開発の件で、私を含め新人社員も増えて上司や先輩方の負担は増えているだろう。戦力になるにはまだまだ時間がかかりそう、それは同期たちみんなが感じていることだが玄野さんはいつだって優しくみんなに声を掛けてくれた。
「マイペースでやろう。焦らなくていいから。聞いてもいいかな、ってことで悩まないで。聞いたほうが良いかもって思ったことは聞こう。その方が仕事もスムーズに進むし俺たちも安心するから」
社会に出たら優しくされることそのものが安心材料になるのだと、玄野さんのこぼす言葉で実感する。足踏みして不安に思う気持ちをちゃんと受け止めてくれる人。でもそれがずっとなわけじゃない。「頼る」ことが「甘え」になっていればちゃんと線引きをしている。「優しさ」を履き違えていない人だと遠目で感じた。
育てようとする思いを感じる、だからこそ私も玄野さんの力になれるように頑張りたい。烏滸がましいけれどそんな風に思い始めた。