追放令嬢が可愛い犬を拾ったら実は狼の神獣でした〜なぜか気に入られて国を滅ぼしそうな勢いです〜
10世界の入り口
――そうして、あいつは俺の従者となったわけだ
「レイヴンさんの根気にイリオは負けたのね。レイヴンさん、すごい」
ふふっとエリスが笑うと、イリオはワフッと小さく唸った。それから、ふっと空を見上げる。
――来たか
バサッとカラスが降り立ち、黒い煙と共にそれは人の姿になった。
「イリオ様、戻りました」
――ああ、無事に蹴散らしてきたようだな。だが、簡単に諦めてくれるような相手ではないだろう。警戒はおこたるなよ
「はっ!」
レイヴンはそう言って胸に手を当てると、エリスをチラリと見て眉を顰めた。
「おい。お前、いつまでイリオ様の背中でくつろいでいるんだ」
「え、あ、そっか!ごめんなさい!」
エリスが慌ててイリオから離れると、イリオはポンッと人の姿に変化してからエリスを背中から抱きしめる。
「いいんだよ、俺がそうするように言ったんだ」
それを見て、レイヴンはハイハイそうですか、と肩をすくめた。
「エリス、休めたか?」
「え、うん。とってもよく休めたよ。ありがとう!」
エリスが嬉しそうに微笑みながらイリオの方を向くと、イリオは満足そうに笑った。
「それならよかった。よし、もう少しで目的地に着く。先を急ごう」
「俺は空から偵察します。それでは」
レイヴンはそう言ってまた黒い煙からカラスになると、空高く飛んで行った。
「レイヴンさんの根気にイリオは負けたのね。レイヴンさん、すごい」
ふふっとエリスが笑うと、イリオはワフッと小さく唸った。それから、ふっと空を見上げる。
――来たか
バサッとカラスが降り立ち、黒い煙と共にそれは人の姿になった。
「イリオ様、戻りました」
――ああ、無事に蹴散らしてきたようだな。だが、簡単に諦めてくれるような相手ではないだろう。警戒はおこたるなよ
「はっ!」
レイヴンはそう言って胸に手を当てると、エリスをチラリと見て眉を顰めた。
「おい。お前、いつまでイリオ様の背中でくつろいでいるんだ」
「え、あ、そっか!ごめんなさい!」
エリスが慌ててイリオから離れると、イリオはポンッと人の姿に変化してからエリスを背中から抱きしめる。
「いいんだよ、俺がそうするように言ったんだ」
それを見て、レイヴンはハイハイそうですか、と肩をすくめた。
「エリス、休めたか?」
「え、うん。とってもよく休めたよ。ありがとう!」
エリスが嬉しそうに微笑みながらイリオの方を向くと、イリオは満足そうに笑った。
「それならよかった。よし、もう少しで目的地に着く。先を急ごう」
「俺は空から偵察します。それでは」
レイヴンはそう言ってまた黒い煙からカラスになると、空高く飛んで行った。