亡き母の形見＿＿桜模様のペンダント。 秘められた光を追いかけてついた場所は 月光に包まれた香白殿-ｺﾊｸﾃﾞﾝ- 彼女を迎えるのは＿＿＿ 香白殿の主、静謐なる王・ライ。 そしてそれぞれに魅力を放つ四宮の主達。 華彩宮のアイラン、煌河宮のハク、燈火宮のレイヤ、氷華宮のセツナ。 光と影、記憶と約束が交差する中で、 るるは次第に自らの“姫”としての使命を悟り、 母が託した真実へと辿り着く。 月光の下で交わされた約束が、 すべての永遠の愛を描く幻想叙事詩です。