プロフィール

美咲蓮斗
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これまでの恋がすべて詰まっている

看護実習生由美〜時を超えて

総文字数/8,478

恋愛(純愛)6ページ

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平成29年3月。熊本大学付属看護大学3年生の田中由美(21)は、3日後から始まる精神科病院での看護実習を前に、仲間たちと飲み会に参加していた。実家はミカン農家で、祖母のしつけで門限は21時。恋心を寄せているのは、盲目のシンガーソングライター・川口学(熊大法学部4年)だった。 実習初日。父の車で病院に送られた由美は、近代的な精神科病院に驚きつつも、利用者と接しながら研修を開始する。そこで出会ったのが、40年間入院生活を続けている相馬龍太郎(還暦間近)だった。物静かな彼は、由美の顔を見て、若き日に愛した女性・片桐康子の面影を重ねる。 由美は精神科実習の不安を抱えながらも、龍太郎の穏やかさに興味を抱き、少しずつ距離を縮めていく。 そんな折、病院で川口学のミニライブが開かれることになり、由美は思わず震えるほどの衝撃を受ける。ライブでは川口学本人と初めて言葉を交わし、彼の母から次回ライブのチケットまで受け取り、夢のような時間を過ごした。 一方、龍太郎は由美の優しさに触れるたび、心の奥で長年封じてきた“過去”が揺れ始めていた。 ——昭和53年。 両親を亡くし、新聞奨学生として上京した18歳の龍太郎は、デパートのとんかつ屋で康子と運命的な出会いを果たす。富士急ハイランドへ行き、ジェットコースターに乗り、横浜のホテルで一夜を過ごした。しかし幸福の絶頂で心が耐え切れなくなった龍太郎は、精神の均衡を失い、品川駅で飛び込み自殺未遂を起こす。身元不明のまま医療保護入院となり、それから40年、退院できぬまま人生が止まってしまったのだった。 実習の7日目。由美はデイケアの日帰り旅行で、龍太郎を励まそうと手を取り、ジェットコースターへ強引に連れ出す。恐怖と興奮が入り混じる中、龍太郎は再び「恋をした時」の胸の高鳴りを覚える。由美の温もりは、長年凍りついていた彼の心を動かしていた。 実習最終日。龍太郎は徹夜で自分の半生を綴った小説「走馬灯」を完成させ、由美に手渡す。 「辛い時の励みにします」 そう言って微笑む由美の姿は、龍太郎の失われた40年に、やわらかな光を灯した。 物語は、由美が父の迎えを待つ夕暮れの病院で、龍太郎と最後の会話を交わす場面へと向かっていく——。
改訂版 タイムリミットは三年のプロポーズ

総文字数/19,772

恋愛(純愛)9ページ

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金なしコネなし貯金なしおまけに無職。プロポーズまでタイムリミットは三年! これは、人生がうまくいかなくても、誰かを本気で好きになったことのあるすべての人に贈る、ちょっと不器用で、やさしい愛の記録です。 佐川龍太郎29歳 荻野真子24歳 あらすじ 『三年先のプロポーズ』 ――金なし、コネなし、貯金なし。おまけに無職。だけど、心には一つだけ確かな願いがあった。 「三年後に、君にプロポーズする」 29歳・佐川龍太郎。人生につまずき、夢を諦めかけていたある日、自動販売機の前でバナナミルクを手にした瞬間、運命の歯車が静かに動き出す。目の前に現れたのは、かつて想いを寄せた女性・荻野真子。五年ぶりの再会に動揺しながらも、彼の心にはふたたび火が灯る――。 「幻覚か?」と思うほどに信じられなかった偶然の出会い。再会のあと、ふたりのLINEには少しずつ文字が並び始め、心の距離もじわじわと近づいていく。バレンタイン、運動公園の散歩、ベンチでの沈黙。 再び交わされた「また会いたいね」の言葉は、時間を超えて彼の人生を変えようとしていた。バナナミルクに導かれた奇跡の再会と、少しずつ育まれていく恋心。ラブレターのように綴られた77枚の原稿は、過去の想いを現在へとつなげる橋になる。 心の病と向き合いながら、それでも夢を手放さなかった男の、一世一代の純愛ストーリー。 これは、三年後の未来にたどり着くまでの、小さな奇跡の物語。 そして、人生でいちばん勇気がいる約束――『三年先のプロポーズ』。

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