中原 亜依さんのレビュー一覧
まずは、完結おめでとうございます。
主人公の明日香は幼なじみの良一に想いを寄せているも、肝心な良一はスーパーアイドルに夢中。
しかも、そのスーパーアイドルの名前も飛鳥。
ひょんなことから明日香と飛鳥が出会い-…
アイドルの飛鳥に夢中な良一、けれど飛鳥に夢中な理由を知ると頬が緩みます。
鈍感で、飛鳥に夢中な幼なじみが最後に見せる想いの伝え方はキュンキュンしますよ!
それから“名前”に関しても改めて親の想いに触れられる作品だと思います。
笑えて、切なくて、キュンとして、大切なことに気付かされる作品、是非、ご一読を!
作品、読まさせて頂きました。
主人公は“夢があるんだ”と言い、街を離れた慎也に想いを寄せている。
恋人でもない、ただの友達でもない、そんな二人が一年に一度だけ会える日に訪れるのはショッピングモール。
そこで毎年書き綴る願い事、ふと彼の短冊を見てみるとそこには…。
一年に一度しか会えない、されど恋をする姿はまるで織り姫と彦星のようでした。
最後の彼の願い事を読んだ時は主人公同様に涙が出そうになるほどキュンとなりました。
こんな風に言われたら、二度と忘れられない、その日がくる度に思い出してしまう位、キュンとする記念日になりそうで羨ましいです。
さて、彼が短冊に綴った願い事とは…。
是非、読んでキュンとなってください!
作品、読まさせて頂きました。
主人公は昔からカフェ店員になることが夢、そして“貴女を注文させてください”と告白されるのに憧れていた。
大人になるにつれ、現実には有り得ないことだと思う主人公だったが、ある日、常連さんの注文を請けに行くと…。
主人公同様にこんなシチュエーションでの告白に憧れる女の子、きっといると思います。
そんな女の子にお薦めしたい、甘くて、ドキドキが詰まった作品です!
“貴女をください”もドキドキだけれど、本の白紙ページに綴られた言葉たちにも一瞬で恋に落ちてしまうと思います。
本の内容、白紙ページに綴られた言葉、そしてこの恋の行方、最後まで読み手を裏切ることのない、甘くて、ドキドキ作品、是非、読んでみてください!
作品、読まさせて頂きました。
主人公の汐音には卒業後に結婚を約束している彼氏がいる。
2人は既に同棲、学校でも家でもラブラブだった、けれどある日、汐音は彼氏と知らない女性の行為を目撃。
想い合っていたのに、何故?という疑問、裏切られた事への悲しみ、怒り、喪失感が彼女を襲う。
そんな彼女に手を差し伸べるかのように現れた男性…。
浮気をした彼に最初は嫌悪感を抱きましたが、ラストに用意された真実を知ると、彼女を守ろうとしたからの決断で、彼女への想いが窺える。
また苦しみに紛れる彼女を救った、もう一人の男性の存在。
その男性に癒されていく中で、浮気をした彼と癒してくれた彼、どちらが本当に好きなのかと戸惑う様子に、最終的にどちらを選ぶのかとドキドキしながら予想をしてみたり、美しい友情愛を見れたりと様々に楽しめる作品だと思います。
是非、読んでみてください!
まずは完結、おめでとうございます。
主人公の和泉蒼空は冷徹で人の心というものを持ち合わせていない、アイス系男子。
静かな時間の中、読書をするのが好きな彼だが、そんな彼に纏わりついてくる倉橋しずく。
最初こそはそんな彼女に対し冷たい態度をとっていたのだが、彼女の体に残る傷跡を見つけ、彼氏からDVを受けている事実を知り、彼は彼女を気にかけるようになり…。
暴力を振られても好きだと言うしずく、何故好きだと言えるのか。
何故彼女に暴力を振るってしまうのか。
沢山の疑問が浮上する中、明かされる真実と過去。
それらを知っていくと全てが解決、そして一気に切なさに心が支配される作品でした。
友達、兄妹、家族、好きな人への“愛”に溢れた作品。
これは誰かの意見を参考にではなく、あなた自身に読んで様々な“愛”を見て欲しい、“想い”に触れてほしい、そんな素敵な作品です。
是非、ご一読を!
作品、読まさせて頂きました。
高校時代の友達、卒業後にバラバラになってしまい、ふと耳に入った信じたくもない悲報。
信じたくもない、けれど彼女が亡くなったことを証明するかのように、彼女の葬儀があったこと、お姉さんからのラインの内容。
大切なものを失った者だからこそ分かった、本当に大切なもの、大切なことが描かれている。
誰しもが当たり前に明日がくること、友達と喧嘩して、笑い合う日は変わらず続くだろうという考え、思い方を顧みることの出来る作品だと思います。
無駄にしていい日々などないと、1日1日を、出会った人を大切にしたい、そう思える作品です!
あなたは今、当たり前に明日はくると。
大事な人と過ごす日々が当たり前のように続くと、思ってはいませんか?
こちらの作品を読んで、振り返ってみてほしいな、と思います。
是非、読んでみて下さい!
作品、読まさせて頂きました。
主人公の希は友達の桃と遊園地に遊びに行った先で彼氏の悠と友達の愛の仲睦まじい姿を目にする。
友達の桃が浮気ではないかと言い、希も悠を信じれなくなっていった。
『愛をこのグループから、クラスから消すのを手伝ってあげる』、桃の一言が希を狂わせていき、次第に愛のイジメが始まる…。
希の愛へのイジメはとてもリアルに描かれていて、人は些細なことから背を向ける仲になってしまうのだと改めて感じさせられました。
しかし、それだけでは終わらないのがこちらの作品です。
一気にひっくり返る状況、明かされる真実に、絶対にハラハラ・ドキドキすると思います!
そして最後の一文、『そんな素敵な世界で人は裏切り合うのです』の一言にはゾクッとさせられました。
皆さんは最後の一文を読む時、どう感じるでしょうか。
是非、読んで感じてみてください!
作品、読まさせて頂きました。
主人公の苺は浮気を繰り返している彼氏に何も言えず、溜め息ばかり吐いている。
出会いは入学式の日に、先輩に絡まれているのを助けてくれた時、始まりは彼からの“付き合ってください”の一言、毎日が楽しかったはずなのに、いつからか彼は浮気を繰り返すようになる。
そんな時、苺の前に現れた転校生、そして思い出す、その人との約束を…。
彼氏が浮気している事実に何も言えない、何も出来ない主人公の姿は本当に切なかったです。
しかし最後に浮気性の彼に言いたいこと、言いたかったこと、それらを言う場面にはスッキリしました。
愛されている、誰しもが確認したくなる、けれど度の行き過ぎた確認の仕方はすれ違いを生んでしまうかもしれない。
切なくも、色々と振り替えさせられる作品だと思います。
是非、読んでみてください!
作品、読まさせて頂きました。
主人公の葉月と星弥は付き合って半年の甘々なカップル。
そんな葉月は出逢って三年、付き合って半年の星弥に対し、もっとずっと前から知っていたような、不思議な感覚を感じていた。
ある日、2人は半年の記念にと花火とシャボン玉を飛ばし合い……。
序盤から終盤まで本当に甘々な作品です。
お互いに、相手に対して同じことを想い、同じことを考えているのが伝わってきて、ふんわり、ほんわか、幸せな雰囲気が読者を包んでくれるかのようでした。
読後も続くふんわり、じんわりと心が温かくなる、そんな作品です。
是非、読んで頂きたいなと思います!
作品、読まさせて頂きました。
ある日、突然やってきた彼。
“友達になってよ”と言われた日から、彼はずっと隣にいてくれた。
でも少しずつ離れていく2人。
もう一度彼の隣に…と、願う時、彼は…。
出逢いから別れに至るまで、彼女の想いと後悔がひしひしと伝わってくる。
それ故に二人はどんな風になるのか、と切なくもドキドキしながら読める作品です。
読後、今隣にいてくれる人に“ありがとう”と“君が大切です”と言いたい、私は言いたくなりました。
あなたは読後、どう思うでしょうか。
是非、ご一読を。
作品、読まさせて頂きました。
中学生で妊娠した主人公、愛しい彼にも親にも言えず、ただ一人、その事実と向き合う。
愛しい彼に別れを決意しながら妊娠の事を話し、親と病院に行くも出産するしかない状況。
沢山の自分の夢や希望とお腹の中で生きる赤ちゃんを天秤にかける毎日の中で、主人公が下した決断とは…。
誰しもが何かを得る為には何かを失う毎日ですが、年齢も年齢で失うことを決断するのが難しいと思います。
その中でお腹に宿り、まだ見ぬお腹の赤ちゃんの命を最優先にした主人公の強さと沢山の涙、赤ちゃんへの愛に思わず涙を流してしまう、そんな作品です。
読後、“あなたは強い”と主人公に言葉をかけたくなるのは、私だけだろうか。
是非、読んでみて下さい。
作品、読まさせて頂きました。
主人公の碧は顔はイケメンだけれど性格に問題がある陽太と言い合いばかりしている。
ある日の放課後、先生からの手伝いを頼まれた2人はせっせと頼まれ事を片付け、一緒に帰ることに。
そして気づく、何故陽太にドキドキしている自分がいるのだろうか、と。
陽太君への想いに気がつき、想いを伝えてからの追いかけっこは正に青春で思わず頬が緩みました。
そしてなんと言っても陽太君の言葉にとてもドキドキさせられます。
ここでご紹介したい位ですが、それは是非、作品を読んでドキドキしてみて下さい!
短いページ数ではありますが、とてもドキドキする作品です。
是非、ご一読を!
作品、読まさせて頂きました。
由奈は彼氏の言動にすぐに疑ってしまう。
けれど彼はいつもそんな彼女の疑いさえも受け取り、大きな愛で、大きな手で彼女の手を引く。
そんなある日、2人はデート中に風鈴作りを楽しむのだが、その日を境に彼の様子が変わっていく…
好きだから相手の些細なことに心配になったり、安心させてほしくて問い詰めてしまったり…すごく主人公に共感出来ました。
そんな2人の危機…と思いきや、彼への何故が明らかにされる度にこんなにも大きくて、温かい愛に包まれていたのだと分かる、素敵な作品です!
相手を、相手への想い、今一度、どれだけ大切なのかを振り返る、そんなキッカケになると思います。
是非、ご一読を!
作品、読まさせて頂きました。
主人公の百花は誰もが振り返る美人・絵里という彼氏の涼に想いを寄せている。
彼女よりも絶対に自分の方が彼を想ってる、例え今は身体だけの関係だとしても諦めないで想い続けていれば…と奇跡を信じ続けているが…。
最低だと、自分の恋を罵り、届かない恋を愚かな恋だと思い、それでも“好き”だと言う百花の恋はとても切ないです。
最低の男、それでも最後に百花を切り離すのは百花のことを考えてのこと。
最低な男だったかもしれない、でも最後の彼の決断に、言葉に、思いやりを感じる作品でもありました。
切なく、苦しい、心が揺さぶられる、そんな作品です!
是非、ご一読を。
作品、読まさせて頂きました。
主人公は先生が吸っているタバコがほんのりと香る教官室に行くのが日課。
そこで先生との楽しい時間を過ごすも、卒業が迫ることに寂しさを感じている。
とうとう来てしまった卒業の日。
先生に会いたくて会いに行くと先生の姿の代わりにメモ用紙が置かれていて…。
終始淡々と主人公の想いが描かれている印象を受ける作品、しかしラスト数ページで用意された先生の行動、それを読むと放課後に過ごした日々の中で両者とも想いを募らせていたのだと温かい気持ちになり、心がふんわりとする。
ほのぼのとしていて、甘くて、心が温まる、そんな作品。
是非、ご一読を!
作品、読まさせて頂きました。
成績優秀・スポーツ万能と完璧な双子の姉・夏美を持つ、地味で平凡な妹・夏月。
親も友達も夏美を選び、虚しさや劣等感を抱く夏月だったが、いつものように夏美に届くラブレターの返事を頼まれたことから、彼女の生活が変わっていく。
姉の代わりを演じつつも、姉ではなく自分自身の想いを、言葉を彼に言いたい…
もどかしさや嘘をついていることへの罪悪感、それでも彼と繋がることに喜びを感じたりと様々な想いに共感出来る作品です。
切ない、でもラストで事実を知った時、笑みが戻る、そんな作品!
是非、ご一読を。
作品、読まさせて頂きました。
恋、大切な人を失った人が冷静に過去を振り返り、そして前を向こうとする姿を描いた作品。
“ここから歩き出そう”
“無理しなくていいんだ”
“笑顔を取り戻そう”
まるで自分自身に言い聞かせているような気もする、しかしその言葉達に必死に前を向こうとしている主人公の想いが滲み出ていて、なんだか読者の私自身が励まされているかのようだった。
読むと、分かる。
読むと、前に進む勇気がもらえる。
こちらは、そんな作品です。
是非、読んでみてください!
作品、読まさせて頂きました。
最初から叶わない恋だと知っていた。
何故なら彼には彼女がいる、そして彼女を見ている時が一番、彼がカッコ良く見えるから。
誰よりも彼の幸せを願いたい、でも自分だって彼のそばにいたい、そんな矛盾する想いを抱いている主人公にとても共感出来ました。
淡々と紡がれた文章から伝わる切なさとやるせなさが共感を呼び、物語に引きつけられる。
主人公が最後に取った行動、主人公のケジメの付け方が物語の後味を良くする。
今度こそ、相思相愛の恋愛が出来るようにと、主人公の幸せを願いたくなる、そんな作品です。
是非、ご一読を。
作品、読まさせて頂きました。
主人公の高梨千夏は堕落生活を送る父と住み、身なりも十分ではない女の子。
そんな千夏は学校でも不潔・汚いと言われ、ばい菌扱いまで受ける。
冷たい視線、残酷な言葉を受け、千夏自身、自分の存在価値などないと思っている。
そんなある時、千夏の前に俊樹が現れ…
とにかく俊樹の考え方、感じ方、想い方、伝え方、どれをとっても強さと愛を感じる作品です。
もし同じ空間に千夏のような子がいたら、自分は俊樹と同じように手を差し伸べられるかな…
人を容姿や身なり、それらで判断したことはないかな…
様々な他人への“生”についても振り返る、そんなキッカケにもなる作品です。
もし、あなたの前に千夏が現れたら、あなたはどうしますか?
是非、こちらの作品を読み、振り返ってみてください!
作品、読まさせて頂きました。
医師に“もってあと1ヶ月”と余命宣告をされた主人公・聡美は生きていた証にと日記を書き始める。
大好きな人との些細な出来事に苦しくなったり、幸せに思えたりとありのままの想いを綴っていく。
また面会に来てくれる弟についても姉としての想いを綴っていく。
それはただの日記かもしれない、しかしラストに待っている文章を見てほしい。
大好きな弟に“幸せになるんだよ”と。
大好きな君に“幸せになってほしい”と。
彼女が綴る想いに胸が締め付けられる、そんな作品です。
彼女が綴る想いを、どうか読んでほしい。
是非、ご一読を。