小高 夏音さんの作品一覧

仮面

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ミステリー・サスペンス1ページ

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私はきっと忘れることはない。 あの鼻にこびりつくような雨の臭いも 視界いっぱいに広がる血の赤色も 黒髪に返り飛んだ、まだ生暖かい、お母さんの血も…。 包丁をもっている右手がまるで鉛のように重かった 今の私は、生きる意味も生きる理由もないのです。 だってたった今、生きるためにたった一つの必要なものを無くしたから。 私が生きる意味などないのです。
なし

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鼻にまとわり付く、
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