永以真子さんのレビュー一覧
最愛の彼女は毎年記憶を失くし、
自分よりも先に年老いていく。
だから、毎年同じ場所で
同じ言葉で彼女を口説く。
竜舌蘭の花が咲いたら……
彼女を愛する主人公の
切なさと苦しみが伝わります。
美しい愛のお話を
是非、読んでください。
キャバ嬢の莉奈とお客のサトちゃん。
サトちゃんはあくまでお客。
それ以上ではないと思っていた莉奈
だけど……
やっぱり自分を一番愛してくれる人と
一緒になるのが一番。
サトちゃんに気づいた時の
莉奈の胸の揺らぎが伝わってきて、
キュンとしました。
しかもサトちゃん、優しい!
ディズニーランド、
二人で楽しんできてね。
ふんわりと温かいお話。
是非、読んでください。
愛し合っていたけれど
結ばれなかった二人。
だけど、心は誰よりも
強く結ばれていた二人。
静かで穏やかな文章の中に、
深く熱い二人の愛が溢れています。
悲しい結末だけど、
今度会うときは必ず……
そう確信させてくれるラストに
胸が熱くなりました。
是非、二人の愛を感じてください。
沖縄のライブハウスの情景が
とても丁寧に表現されていて、
男臭さやサンシンの音まで
リアルに感じ取れました。
暴力的で非情な空気感が
マラカスの男の登場によって
がらりと変わる瞬間が
読んでいて気持ちいいです。
男臭さと温もりを感じられる作品。
是非、読んでください。
繭の中に縮こまる。
繭の中から外を覗き見る。
繭の中へと飛び出すのか、
それとも閉じこもったままでいるのか。
現状維持か、打破するか。
作者様の揺れ動く心と葛藤が
淡々と綴られた文章から、
じんと熱を持って伝わりました。
是非、読んでください。
初めて彼が家に来てくれる。
彼に食べてもらおうと張り切って、
作ったサクランボのロールケーキ。
美味しいと言って食べてくれた彼。
それだけでも十分満足なのに、
初めて家に来た記念にと
彼がくれたのはサクランボの香り。
ゆったり流れる二人の時間と
ふんわりと香るサクランボの匂いが
感じられる素敵な作品です。
是非、読んでください。
母の日にもらった自由な時間。
好きなことを……と言われても
出かけた先で思うのは
家に残してきた家族のことばかり。
結婚前にはわからなかったこと、
母になってわかること。
家族の温かさが伝わってきます。
家族っていいなあ……と
改めて感じさせてくれる温かいお話。
是非、読んでください。
大好きな彼から
突然、浮気を告白された。
大好きで堪らないのに彼を許せない。
彼が他の女性を抱いたと思うと
体が拒絶してしまう。
触れられたくないと。
浮気を素直に告白した彼の誠実さ、
わかっているけれど体が許せない。
本当は愛しているのに。
彼と別れたくないのに。
美優の苦しい気持ちと葛藤が
痛いほど伝わってきました。
だからこそ、ようやく二人が
触れ合えるようになった時には
ほっとして、温かくなれました。
大賞おめでとうございます。
テーマにピッタリの素敵な作品です。
是非、読んでください。
主婦ミラ子シリーズ待望の新作は
母の日にピッタリなお話。
毎日の主婦業に疲れたミラ子は
お掃除ロボットを求める。
価格を吟味して手に入れたのは
お喋りするお掃除ロボット。
お掃除ロボットとの軽快なやり取りに
笑いを堪えきれなくなります。
最後にミラ子が気づいたのは……
お掃除ロボットのことはさておき、
主婦らしいミラ子に心温まりました。
母の日に是非読みたい。
素敵なコメディです。
愛する人の子供たちを抱えて
強く逞しく生きるアラフォー美樹が
とてもカッコよく惚れ惚れしました。
女手ひとつで子供たちを育てるのは
本当に大変なこと。
理解ある周囲の人たちが
本当にいい人たちばかりで
美樹を助けてくれるのは
前向きで芯の強い美樹の人望。
自らの愛を貫く姿も輝いていました。
アラフォーのリアルな生き様を
是非、読んで感じてください。
他人にはわからない。
たとえ、親友でも。
ふたりにしか、
わからない愛がある。
ふたりでわかり合っていれば、
それでいい。
夫婦って、そんなものなんだ。
淡々と丁寧に語られる文章が
染みるように心地よい作品です。
是非、読んでください。
就職活動がうまくいかなくて
落ち込む彩に、先輩は
やさしい言葉をかけてくれる。
落ち着ける場所、存在。
彼の手に包み込まれて、
気持ちが解れていく様子に
ほっとしました。
是非、読んでください。
同じ人を好きになった紗月と菜月。
二人が互いを思いやる気持ちと
彼への愛に胸が締め付けられます。
さよなら、
だけど決して悲しい別れではない。
愛したことを誇れるように、
前に向かって進もうと決意する彼に
希望が感じられます。
切なさの中にも
優しさと希望に満ちた作品。
是非、読んでください。
職場の先輩で教育係だった祐介に
フられた真帆の前に現れたのは
同じ職場の先輩である櫻井。
ちょっと強引な櫻井に翻弄される
真帆の戸惑いと揺らぎが伝わり、
ドキドキさせられます。
櫻井の言葉は冷たいけれど、
真帆を思う気持ちは温かく
傷ついた心を癒してくれる。
素敵なお話です。
是非、読んでください。
目覚めた時、視界に映る彼の寝顔。
あどけなさの残る彼は年下。
彼のために綺麗でいたいと
一生懸命に努力する智子が、
とても素敵で可愛いです。
愛することに年の差なんて関係ない。
愛する人と出会えたことが奇跡
と思える素敵な作品です。
是非、読んでください。
同僚で親友を亡くした凛。
凍えるような寒さが
空虚な心に追い打ちをかける。
どうにもならない悲しみと寂しさ、
心に開いた穴を埋めるように
唇を重ねる二人の姿が
暗い悪天候の中に灯る
小さな火のように感じられました。
是非、読んでください。
釣りが大好きな渚
今日も釣りに勤しんでいると……
不思議な少年との
不思議で甘酸っぱい体験。
素敵なファンタジーです。
是非、読んでください。
もうすぐ結婚する私たち。
大好きな彼は中学時代の同級生。
あの頃はクールで怖いイメージだった。
だけど、付き合った彼は全然違う。
二人で居られる幸せ、
初めて手を繋いでくれた時の想い、
これからもずっと彼と一緒。
握った手は離さないで。
穏やかで優しく、胸に響く作品です。
是非、読んでください。
職場の後輩に想いを寄せながらも
踏み出すことのできないもどかしさ。
好きな彼女には、既に彼がいる。
想いを抱えたまま彼女と接する
苦しさと切なさが伝わってきて、
胸を締め付けられます。
ようやく彼女から聞かされた時には、
本当によかった……と。
心から感じさせられました。
素直に想いを伝えることの難しさと
大切さを教えてくれる作品です。
是非、読んでください。
人それぞれフェチはあるけど、
このフェチは面白いです。
でも、わからなくはない。
むしろ、わかってしまうから尚更。
触れたいけれど…悩む気持ち、
ちくちくにぞわぞわする感覚が
丁寧に描かれていて、
読んでる方まで触りたくなります。
とても可愛いフェチを持った彼女。
このあと、彼とどうなっていくのか、
とても期待させらます。
是非、読んでください。