永以真子さんのレビュー一覧
付き合い出してから10年目の彼氏、拓史。社会的な地位や安定感はない、独特の個性の持ち主。
どう見ても結婚には不向きと思われる拓史なのに、瑞季は……
彼に対する瑞季の思いが、お話の中に溢れていて、ほっこりとさせられてしまいます。
物語の最後の瑞季の気持ちに、胸がじんとしました。
『永遠なんてない。
私達は、瞬間瞬間の積み重ねで生きている。』
瑞季が拓史を思う気持ちは、これからも変わらないのだと思いました。
是非、読んでください。
怖い夢をみてしまったしょうちゃん。
「ばくさんに食べてもらいなさい」
と、お母さんは言うけれど…
眠れない夜、
ますます不安が募っていく。
考え巡らせるしょうちゃんが
とても可愛らしくて
声をかけてあげたくなります。
怖い夢を見てしまいそうな
眠れない夜は、ばくさんに。
是非、読んでください。
放課後に見つけた一冊のノート。
そこに描かれていたものは……
ノートの持ち主は知っていた。
恋の行方と私のことを。
ひとつ恋が終わり、
新たな恋が始まる。
希望を感じされられる
優しく温かいお話。
是非、読んでください。
恋をした鯉は池を飛び出す。
でも……
恋の儚さと苦しさを
鯉に例えて
うまく表現されています。
作者様らしい
リズミカルな文章が
とても心地よく感じられます。
鯉の恋
是非、読んでください。
父の納骨のために、生まれ育った高知に帰ってきた理一郎。恋人のセイラを伴って。
懐かしい故郷の景色。長年会わなくても気心知れた同級生との再会。
菩提寺で知らされた父の真実。
静かに流れる時間と、人と関わる温かさと故郷の優しさを感じさせてくれる素敵なお話です。
是非、読んでください。
もう一度、会いたい。
二人を繋いだ交換日記。
そこに込められているのは、
二人でいた記憶と二人の思い。
想い合う二人の
純粋で一途な気持ちが
奇跡を起こしてくれたのだと。
切ないけれど、
確かな愛を感じられます。
是非、読んでください。
結婚に興味のない27歳の実和。
同期入社の長友君は、いつも隣で仕事をしている友達。
教育係だった憧れの上司上条さん。
上条さんと結婚した取引先の社長の娘、文香さん。
四人それぞれの相手を思う気持ちが交錯して、恋には全く無縁だった実和が、苦しい恋に悩まされていきます。
繰り返される回想シーンが、実和の苦しい胸のうちを細かく表現されています。
決して幸せだけではない社内恋愛。
だけど、そこから光輝く幸せを見つけ出せた時の喜びは大きいと感じさせられました。
是非、読んでください。
カレーは好きだけど、
にんじんは嫌い。
ツラい自分の立場を
にんじんに置き換えた彼女。
微妙な彼女の心境が伝わり、
苦しくなってきます。
だけど、
見方を変えれば変えられる。
それを教えてくれたのは、
クラスの人気者。
短編ながら、
とても奥深く、胸に響く作品。
是非、読んでください。
登場人物それぞれの思いや切なさ、
もどかしさがひしひしと伝わります。
辛いこと、悲しいこと
それらを乗り越えていくのは
主人公の強さだけでなく、
友情も大切なのだと感じられる作品。
是非、読んでください。
始まりあれば終わりもある。
燃え上がった思いを
どれだけ保ち続けるのかは
お互いの努力次第。
失くしたものを取り戻そうと
彼女ひとりが思い悩み、葛藤し、
流れを変えようとする姿は
健気で切ない。
だけど、最後には
彼女は強く、たくましく。
前に向かって進み出す姿は、
凛として美しい。
女性として進むべき道を
考えさせられました。
是非、読んでみてください。
イケメン医師に恋する千代子。
手を触れられるだけでもドキドキ。
人生で初めてチョコレートを作り、
イケメン医師に渡そうと試みるが…
妄想の先にあるものは?
前半のドキドキ感と
ラストのほのぼのした感覚が
とても面白い作品です。
是非、読んで妄想してください。
母のお下がり、避難場所、
最初は誰でもよかったのに……
いつの間にか、
彼でなければダメだった。
甘いチョコレートと苦い煙草。
正反対のものが混じり合う時、
ふたつの心はひとつになれる。
微妙な年頃の彼女の不安定な気持ちが
とてもうまく表現されていると思います。
甘くて苦い、そして優しいお話。
是非、読んでください。
中学生の時、恋した彼と同窓会で再会した朱理。あの頃、恋した気持ちを思い出して…
14歳と26歳。
歳を重ねることで気持ちも考え方も行動も確実に変わってる。
蘇ってきた感情に揺れる朱理から目が離せなくて、のめり込むように一気に読んでしまいました。
月夜と青空と、相反しているからこそ成り立っているバランス。
是非、読んでください。
事や結婚に対する不安や、すれ違う二人。揺れる莉緒の心に共感しながら読み進めることができました。
悩みながらも少しずつ道のりを経て、絆を深めていく二人はきっと幸せになれるはずと思えます。
結婚に対する悩みや不安をリアルに伝えてくれる作品。
是非、読んでみてください。
なるほど、 と思うとともに考えさせられる内容。 ここで書いている人たち皆が、PVを気にしていることはないだろうけれど、やはり書いたものは誰かに読んでもらいたい。だけど、読んでもらうための宣伝が過剰過ぎると逆効果。 流行りや傾向を勉強して読まれるための作品を書くことも手段のひとつ。でも、それは本当に自分の書きたかったこと? 書籍化を目標にしていたり、上を目指す人はそれでもいいと思う。 でも、自分の書きたいことはないの? 人それぞれ好みも価値観も違うけど、自分に似た人はいるはず。 余計な力を入れないで、気楽に 好きなものを書き、好きなものを読む。 そんなスタンスでもいいと思います。 自分が書くことについて考えさせられる作品です。 是非、読んで考えてください。
なるほど、
と思うとともに考えさせられる内容。
ここで書いている人たち皆が、PVを気にしていることはないだろうけれど、やはり書いたものは誰かに読んでもらいたい。だけど、読んでもらうための宣伝が過剰過ぎると逆効果。
流行りや傾向を勉強して読まれるための作品を書くことも手段のひとつ。でも、それは本当に自分の書きたかったこと?
書籍化を目標にしていたり、上を目指す人はそれでもいいと思う。
でも、自分の書きたいことはないの?
人それぞれ好みも価値観も違うけど、自分に似た人はいるはず。
余計な力を入れないで、気楽に
好きなものを書き、好きなものを読む。
そんなスタンスでもいいと思います。
自分が書くことについて考えさせられる作品です。
是非、読んで考えてください。
まさに大阪のオバちゃんらしい
面白さと優しさと温かさが
いっぱい詰まってます。
いくつかの武勇伝はあって当然。
だけど、人懐っこくて憎めない、
人情味の溢れる素敵なお母さんです。
そんなオカンに育てられたミラさんも
素敵な大阪のオバちゃんの素質を
充分備えていることでしょう。
是非、読んで
大阪のオバちゃんの良さを
感じ取ってください。
転勤してきた課長の悠馬を好きになってしまった梨乃。
婚約者がいて寿退社する前に、悠馬への思いを断ち切ろうと悠馬に思いを告げるが……
梨乃の揺れる気持ちが、とても細やかに描かれています。
切なく甘い恋の物語。
是非、読んでください。
母子家庭で育った翼君、5歳。
誰よりも母を愛する彼が
環境の変化に果敢に挑み、
考え巡らせる姿は大人顔負け。
知略に満ちた5歳児の
心の内を細やかに表現した
とても面白いお話です。
是非、読んでみてください。
常に外国人のいる環境で育ったマホ。
外国人慣れしたマホと
インド人のテンとの
短くて切ない交流を描いた物語。
言葉の壁、考え方の壁…
様々な壁を乗り越えて、
伝えることの難しさと
ほんのりした切なさを
是非、読んで感じてください。
突然夫から別れを告げられたら?
珠美の動揺と不安定な気持ちが細やかに表現されていて、読みながら切なくなります。
その切なさが、徐々にドキドキする気持ちへと変わっていく過程に引き込まれていきました。
ドキドキする気持ちを思い出させてくれる素敵な作品。
是非、読んでください。