月影 雫さんの作品一覧

好きより、もっと。

総文字数/129,028

恋愛(純愛)201ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
直線距離、800km。 移動時間、六時間。 滞在時間、十分。 たった、それだけ。 それでも、会いたかった。
だから私は雨の日が好き。【花の章】

総文字数/190,427

恋愛(純愛)295ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
雨の名前に意味があるように。 花の名前にもまた、意味はある。 知っているだろうか? 雨に隠された、花の秘密を。 優しい雨が隠してくれた、 切ない花達の物語。 あなたの見つめる先には、 誰が見えていますか。 この声は、届いていますか。 【だから私は雨の日が好き。】番外編 ※オムニバス作品のため、 本編を読んでいない方もお十分に楽しみいただけます。 ◆番外編第一弾、完結!◆
それを愛と呼ぶのなら。【完】

総文字数/36,541

恋愛(キケン・ダーク)49ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ただ一言。 「好き」と言えたら、 何か変わっていたのかな。 ただ一言。 「好き」と言わないことが、 あなたを好きな証になればいい。
だから私は雨の日が好き。【冬の章】※加筆修正版

総文字数/192,454

恋愛(キケン・ダーク)358ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
冷たさが増す。 凍える夜を 何とかやり過ごさなくては と想う。 ここにある温かいぬくもり。 それに縋りつくことに 慣れたくなくて。 ねえ。 一緒に過ごしたあの夜を 今でも 憶えてくれているのかな。 笑ったその顔が、 嬉しそうなその声が、 包まれていたその腕が。 やっぱり、 いとしくて仕方がないよ。 それでも。 前に進めると想ってた。 それでも。 大切に出来ると想ってた。 真っ白な世界は 私をまた、 ひとりぼっちにさせていく。
だから私は雨の日が好き。【秋の章】※加筆修正版

総文字数/153,345

恋愛(純愛)276ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
よく晴れた空を見る。 今日も空は高くて、 青が色濃く映えている。 もう、届かないのかな。 冷たいけれど、凛としている。 それは、私が良く知っている その背中みたいに。 ねえ。 そっと問いかける。 返事が返ってこないことも 私にはわかってる。 悲しみばかりが、積もるよ。 切なさばかりが、積もるよ。 まだ、恋しくて堪らない。 まだ、好き過ぎて堪らない。
だから私は雨の日が好き。【夏の章】※加筆修正版

総文字数/112,939

恋愛(純愛)188ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
大きな手。 冷たい指。 するりと髪の毛の間を なぞる感覚を、 やっぱり懐かしいと思った。 窓に当たる小さな雨粒が、 ぱたぱたと音を立てていた。 ねえ。 小さな傘の中で、 私たちは二人だけの世界を 見つけたと想ったの。 それは、間違っていたのかな。 いけないことだったかな。 ただ、好きなだけ。 ただ、いとしいだけ。 ただ、忘れたくないだけ。
また、明日。【完】

総文字数/12,917

ノンフィクション・実話78ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「また、明日。」 その言葉を、 私は何回言えただろう。 「ありがとう」 その言葉を、 本当はもっと沢山、 伝えたかったんだ。 ねぇ、お母さん。
だから私は雨の日が好き。【春の章】※加筆修正版

総文字数/63,320

恋愛(キケン・ダーク)107ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
雨音が聞こえる。 切なげに木々を揺らす。 今日も降る。 この地を潤すためなのか、 私の心を乱すためなのか。 雨の色は涙の色に よく似ている。 無色ではなく、 雲にまぎれて少し白磁色。 白と灰色と水色が、 混ざったような色。        落ちる雫は 全てを浄化させてくれる 音を立てる。 今日もまた、 貴方の背中を想い出す。
pagetop