山若 一枝さんの作品一覧

彼は誰時のブルース

総文字数/45,621

青春・友情50ページ

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高校3年夏。 だんだん自分の立ち位置は見えてくる。 なのに時々、どこを歩いているのか歩けばいいのか覚束なくなる。 「将来、なんて見切れてる」 悲観論者だと思われてもいい。 そう言い聞かせてきたのは、自分のため。 明日も分からない手探りの綱渡り。 「なら1日だけ、捨ててみない?」 只ひたすら机に向かう日々にあって、唯一のバグ。 バッグ片手にスマホを手放して 一日だけ、逃避行する。
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