プロフィール

玉木ちさと
【会員番号】150921
◇関連作品◇
『准教授 高野先生の個人授業』【完】
『准教授 高野先生の夏期休暇』【完】
『准教授 高野先生の結婚』【完】
【文庫おまけ】准教授 高野先生の恋人・感謝御礼SS

最近の【完結】と【更新】

貴方と奏でる夜想曲 貴女に奏でる小夜曲

総文字数/9,250

恋愛(ラブコメ)1ページ

スターツ出版小説投稿サイト合同企画「第2回1話だけ大賞」ベリーズカフェ会場エントリー中
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白石瑞樹(しらいしみずき)28歳 会社ではお嬢様育ちの才色兼備、と言われるが…… 黒川 柊(くろかわしゅう)32歳 病院では紳士なイケメン眼科医、と言われるが…… *** 関連作品ものぞいていただけますと、 また違ったお楽しみが見つかるかも(?) 『白衣とエプロン①恋は診療時間外に』 『白衣とエプロン②お医者様は今日も妻に恋わずらい』
白衣とエプロン①恋は診療時間外に

総文字数/180,832

恋愛(オフィスラブ)145ページ

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恋は突然やってくるのか? それとも ひたひたと忍び寄ってくるものか? ・清水千佳(しみずちか)27歳 地味で真面目な医療事務スタッフ これまで男運には恵まれず…… ・保坂秋彦(ほさかあきひこ)31歳 腕はピカイチの耳鼻科医 でも、愛想はイマイチ…… 女の影は??? まじめで善良な人々の ちょっとおかしな恋物語 (になっているはず?)

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レビュー一覧

★★★★★
2015/09/14 18:44
ネタバレ
恋が芽生えるまでを丁寧に綴った物語

高校の同級生だった二人が、何年かの空白を経て偶然にも同じ会社の新入社員として再会します。でも、過去に恋愛がらみの何かがあったというわけではなく……。同級生だったけど実は互いをよく知らないという設定が逆に新鮮でした。

仕事に愛情をもってひたむきに打ち込む主人公。彼女を温かく見守る職場の先輩たち。働く人々の姿がいきいきと魅力的に描かれています。また、高校時代の回想が効果的に盛り込まれており、青春や学園といったジャンルの要素が物語をいっそう豊かに膨らませています。

目次は「編み図」でしょうか???人物のネーミングも手芸に拘っていておもしろい!素材も構成もよく練られていて、全体を通して丁寧に書き上げられた作品という印象。とくに繊細な心理描写が素晴らしい!不器用な男女が恋に気づくまでを、じっくりお楽しみいただけたらと思います。

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★★★★★
2014/12/28 13:19
ネタバレ
まっすぐで、純粋で、あたたかい

冷徹で仕事のできる男(だけど恋にはちょっと不器用)と、愛想がなく一見するとつまらない女(本当は繊細で純粋でとても臆病)。そんなふたりのオトナの純愛。

なぜ好きになったのか、惹かれ合ったのか。すべてにちゃんと理由や背景があり、とても読みやすかったです。登場人物も魅力的で「応援したい!ふたりの幸せを見届けたい!」と、そんな気持ちで読み進めました。男の人の一途で揺らぎのない想いが力強く頼もしく、またとても美しかったです。

虐待・DV・トラウマなど、なかなか重いテーマを扱った作品でもあります。けれども、それらの要素がとても丁寧に扱われており、ときに共感できたり、考えさせられたり。安っぽい涙を誘うのではなく、作品に素晴らしい厚みを持たせています。作風としては、しっとり系のウェットな感じでしょうか。けれども、再生・癒し・脱却・新たな出発・未来……そんな言葉を想起させる読後感のよい作品です。

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★★★★★
2014/08/13 13:57
ネタバレ
これぞドS!これこそ溺愛!

地味でマジメなOLと若きプロ棋士。幼馴染だった二人の再会から恋が始まります。

“私”と“僕”、章毎に一人称の語り手(視点)が入れ替わる構成ですが、彼の独白が特によかったです。男性の繊細で優しい恋心に胸キュンです。

棋士という彼の設定がすごく効いています。台詞の端々にあらわれる策士らしい理知的さ、勝負師らしい男っぽさ、鋭い観察眼。温厚でいかにも草食系な彼ですが、己を知ってる強靭さが素敵。25歳らしからぬ老練な大人の魅力が光ります。知性があって機知に富んでいて、棋士ってカッコいい!

辛く悲しいエピソードもありますが、揺るぎない愛がそれを覆っていて、穏やかな気持ちで読み進めることができます。自分らしさを取り戻していく彼女の姿が、とても力強く清々しいです。

彼のガチでドSな溺愛ぶりが最高!(笑)ぜひご堪能いただけたらと思います。

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★★★★★
2013/07/31 07:40
ネタバレ
生きてこそ

感想としては正直もっと別の結末を迎えて欲しかったです。救いのある結末を。

ただ、作品としては無常を描き切ることで完成しているのだと思います。容赦のないラストに、ある種の凄みを感じるといいますか。切なさとやるせなさが、読者に否応なしに考えさせます。生きること、選ぶこと、求めること、受け取ること。主人公が生きることを選び、救いを求め、差しのべられた手を握っていたら……。

タイトルは「Re:」ですが、描かれているのは「行ったきり」です。死んだら終い、戻れません。生きてこそ、です。

歯がゆさや悔しさ(或いは怒り)に心が揺さぶられます。ただ、読者によって読みどころが違う作品かもしれません。ご一読あれデス。

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★★★★★
2013/07/26 06:54
ネタバレ
静かだけれど愛がいっぱい

芸能人との恋のお話ですが、ハプニング続きの派手なドタバタ劇とは一味違うテイストです。

助産師の仕事、歌や芝居の仕事。それぞれに妥協を許さず高いプロ意識を持って携わる二人。それでいて、ナイーブで純粋で。登場人物の成熟した大人の魅力と人間的魅力が光ります。

一見かけ離れた世界の二人のようですが、どちらも「感動を届け分かち合う仕事」をしているんですよね。そんな二人の純愛。ときめきやゆらめきが、静かに丁寧に描かれています。

恋愛だけでなく、いろんな人間愛のつまった物語。ぜひご覧くださいませ。

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