The previous night of the world revolution4~I.D.~

sideルレイア

──────…シュノさんのお部屋を訪ねると、シュノさんは椅子に座って、ぼんやりと過ごしていた。

「しゅ~のさん、こんにちは」

「…あ、ルレイア…」

シュノさんはしばしボーッとして、それから俺の存在に気づいたらしく、ハッとして顔を上げた。

うーん…。これは思ったより重症だぞ。

「ねぇシュノさん、良かったらこれから、一緒にデートしに行きませんか?」

「…デート?」

「そう、デート。どうですか?」

…ここで、「行かない」と言われてしまうと、ちょっと困る。

説得はしてみるが、あまりしつこくても逆効果だからな…。

と、思っていると。

「…分かった。行く」

「本当ですか?じゃあ行きましょう」

気が変わらないうちにと、俺はシュノさんをエスコートして、外に出た。



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