The previous night of the world revolution4~I.D.~

sideルレイア

シェルドニア国王、ミレド・トレギアスは死んだ。

ミレド王は、王の寵愛を受けられず、嫉妬した側室の一人に刺し殺され。

王を刺し殺した側室も、事件の後王と共に自死した。

それが、ミレド王の代わりに国王の座についたアシミムが書いたシナリオであった。

嘘っぱちも良いところだが、これで俺達が追及されなくなるのなら、願ったり叶ったりだ。

アシミムは自分ではなく、ラトヴィを国王にしてあげたかったようだが。

ラトヴィは「自分にそんな資格はない」とだけ言い、体力が戻りきらない身体で、本当にお墓に土下座しに行ったとか。

そして、俺とルルシー、ルリシヤの三人は。

< 372 / 580 >

この作品をシェア

pagetop