俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか？

副社長の溺愛

６月の中旬に何とか出張として日数を確保してプライベートジェットに乗って前日の夜中に東京を発ってパリには朝の早い時間につくフライトで飛んだので、その日は丸１日時間が使える。

プライベートジェットには、ベッドルームがついていてしっかりと眠れたので二人とも元気溌剌でパリに到着した。

帰りも夜の八時ごろの便でその日も一日観光ができる。

３泊の予定で丸４日分時間を使えるという日程を確保できてプロヴァンスの日帰り旅行も可能になった。

３日目には朝早く電車でエクスアンプロヴァンス迄行って駅前でレンタカーを借り研吾の運転でプロヴァンスを効率よく回った。

優依は、パリとはまた雰囲気の全然違うプロヴァンスに魅了された。

榊たちにお勧めされたセナンク修道院はラベンダーの次期には少し早かったがラベンダー畑が少し紫色になりつつある様子は満開の次期にはどんな素敵な景色が見られるのかと期待を抱かせるのには十分だった。

今度はプロヴァンスを重点に回る旅程を組んでまた来ようと研吾は約束してくれた。

ホテルなどは美玖のアドバイスに従って５つ星の高級ホテルではなく邸宅のようなお庭の綺麗な小さ目のホテルと言って旅行社に勤める菊枝に手配をしてもらった。

部屋は研吾の希望もありスイートでお願いした。

菊枝はプロヴァンスでのレンタカーの手配もしてくれて、朝早くチャックインになるし、最終日のチェックアウトは夕方になるのでホテルを二泊分余分に取ってゆったり使えるようにしてくれた。

また空港からホテルやホテルから空港までの送迎の手配もしておいてくれたので、何の心配もなく研吾と二人でパリとプロヴァンスを楽しめた。

研吾はパリに行ったことで、札幌のホテルのスイートの改装も小上がりの3帖の部屋を作る3部屋と残りの５部屋はパリスタイルやプロヴァンス風の田舎家にいるような感じに思い切ってパリに寄せる改装にすることを最終的に決定を下した。

そして優依に内装の判断を任せたのだった。

優依は美玖と相談しながら内装を決めていく事になった。