俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか？

御曹司は姉御肌の破天荒美女を堕としましたとさ

結城グループでは誰も文句の付けようの無い活躍だ。

ビジネス誌にも何度か取り上げられたが、驚いたのはニューヨークの有名な経済誌から取材の申し込みが来たことだ。

研吾は優依を伴ってニューヨークのホテル・ラ・ルミエール・ＮＹに出向いて、そのラウンジで取材に応じた。

その雑誌に取り上げられたことによって、また日本の経済誌に話題を提供することになり、しばらくは世界で活躍するイケメン御曹司としてマスコミをにぎわした。

その度に妻の優依のサポートのお陰と口にするものだから優依とのツーショットを頼まれることもしばしばで、優依はいやいやながらも会社の宣伝のために笑顔を張り付けた。

その内に愛妻家のイケメン御曹司と言うフレーズが付くようになり、研吾はとても満足そうにしていた。

研吾と優依は次の年の2月の優依の誕生日に籍を入れて夫婦となった。

優依は結婚式をしたいとは思わなかったが、会長や祖母が優依の花嫁姿が見たいと言ったので、５月に軽井沢の教会で式を挙げることにした。

森の中の小さな教会で式を挙げて祖母や研吾の家族と優依の親友たちと研吾の悪友たち６人くらいが参加してくれた。

軽井沢のオーベルジュを借り切って１泊できる人たちには泊まってもらうようにした。

優依の親友の菊枝，穂香そしてマリもニューヨークから駆けつけてきてくれた。

マリの旦那様は研吾の大親友なのでもちろん夫婦で参加してくれた。

マリの兄の紘一も研吾の悪友の一人なので東京から日帰りで来てくれた。

教会からオーベルジュに戻って夜は全員で食事会で盛り上がり、祖母も研吾の家族も若者に囲まれて全員夜更かしして翌日は皆昼まで寝ていた。

朝食に起きられたのは祖母と会長の二人だけだったようだ。

祖母は優依のウエデイングドレス姿に感動して泣きっぱなしだった。

祖父や母に見せてやりたかったと言って優依まで泣かされた。

また研吾が大げさに優依が奇麗だ綺麗だと言いまくっていて親友たちに呆れられていた。

研吾のイメージが崩れると言って研吾の悪友たちも引いていた。

そんな研吾も最高にいい男っぷりで、祖母は研吾と優依に挟まれて写真を撮って大満足の様子だった。

そしてこの写真を大きく伸ばして部屋に飾るのだと言ってご機嫌だった。

会長とも何枚も写真を撮った。

研吾に穂香を紹介したら、こっそり本当に護身術の有段者？と聞いてきた。

絶対にそうは見えない穂香はふんわりとしたキュートで優しい雰囲気なのだから…

菊枝はこのオーベルジュが気に入って、オーナーに菊枝の勤める会社で予約を取り扱わせて貰えないかとの話を取り付けていた。

優依たち親友４人も久しぶりに顔を合わせたので、話し足りなかった。

マリが日本にいるうちにもう一度会う時間を取って優依と研吾のマンションで集合することになっった。