詩シリーズ

「反抗声明」

否定ばかりの世の中だから。

私だけは、声の小さい貴方に賛成して居たい。

なんでも出来る時代になりました。

突発的に思いついたイメージを簡単に実現できて、
万人に影響を与えられます。
どんどん新たな発想が花を咲かせて、
過去は退化し飽きられます。

だけども、私は貴方の小さい声に賛成していたい。

貴方の小さい、犯行声明に。

どんな動機があれど、
私だけは貴方の味方だから。

胸を張って歩み出すの。

その背中をそっと押してあげるから、
大丈夫大丈夫……大丈夫。

万人が貴方を否定したって、私だけは側に居て強く強く手を握ってあげるから。

そうして、あげたいから。

叶わなくとも。
叶わなくともね。
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