詩シリーズ

「終点」

トントン拍子に‬、
進んでいた筈なのに

けれどももう終いさ

凡て遅ければ、
哀しいかな
愛おしいかな

貪り食うその様を捉えようか、
水面下想う

責めようか、責め用がないか

黙然、暫し考慮しましょう

具合い伺い目を瞑る

嘸かし深い疵を負ったようで、
改めましょうか、気にもありません
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