詩シリーズ

「寓話」

螺旋に継ぐうはアナグラム

掠れた声は今日も、
軽蔑の視線は何処かな

安定の世はいつ時、到来する

罪とは何ぞと問われれば

この生命宿ったその時

産声を上げた君は次に殺せと泣くのか

同族の命を奪った殺戮

嗚呼、償いなどできる訳が無かろう

廃人と化すその日まで、
万物に額を地につけ許しを買う
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