下校時間、君と手を繋ぐじかん。





下校時間。
君と並んで歩く帰り道。
君と話ながら笑いながら帰る。

すると。

君は周りをきょろきょろ。
どうしたんだろうと思っていたら。

ぎゅっ。

君は私の手を握った。
頬を真っ赤に染めながら。

普段、男女関係なく仲良くする彼。
女の子とじゃれながら話してるところもよく見る。
きっと、女の子慣れしてるんだろうなって思ってたけど。

握られた右手。
汗ばんでくる君の手。

「手汗キモくてごめん!」

慌てて離そうとする君。
だけど、強く握って離さない私。

「いい。キモくないし。それに……」

なんだかその汗ばむ君の手が愛しくて。
ずっと握っていたいなって。



< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop