かりそめ婚は突然に 〜摩天楼Love Story〜
第七章/サポートチーム
深夜、ベッドサイドに置いているスマホが鳴った。
眠れずにいたわたしは、予感を抱えてスマホを手にベッドを抜け出した。隣で寝ている透さんを起こさないように、そっと寝室を後にする。
リビングのソファにかけて確認すると、グループアカウントにノーマンからのメッセージだった。
こんな時間まで…
まず、みんなからのメッセージへの感謝がつづられていた。
それから病院名と病室の連絡。
妻は一通り検査を受け、脳にダメージはないのでお見舞いは可能だが、まだ身体の痛みが強いので一日数名で短時間にしてほしいとのこと。
ティトは同じアパートの住人にひとまず預かってもらっている。その人も犬を飼っているので十分なケアはしてもらえるけれど、早く自宅に引き取ってやりたい。
そのためティトを散歩に連れて行ってくれる人を募集する。
ざっとそんな内容だった。
ノーマンとはまだ面識はないけれど、彼が抱える苦悩を思うと胸が疼いてたまらない。
眠れずにいたわたしは、予感を抱えてスマホを手にベッドを抜け出した。隣で寝ている透さんを起こさないように、そっと寝室を後にする。
リビングのソファにかけて確認すると、グループアカウントにノーマンからのメッセージだった。
こんな時間まで…
まず、みんなからのメッセージへの感謝がつづられていた。
それから病院名と病室の連絡。
妻は一通り検査を受け、脳にダメージはないのでお見舞いは可能だが、まだ身体の痛みが強いので一日数名で短時間にしてほしいとのこと。
ティトは同じアパートの住人にひとまず預かってもらっている。その人も犬を飼っているので十分なケアはしてもらえるけれど、早く自宅に引き取ってやりたい。
そのためティトを散歩に連れて行ってくれる人を募集する。
ざっとそんな内容だった。
ノーマンとはまだ面識はないけれど、彼が抱える苦悩を思うと胸が疼いてたまらない。