本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
第二章 王宮図書館と新たな生活
領地に戻ってひと月。
リティスは、領地での生活をこの上なく楽しんでいた。
オセルティス伯爵家の領地は、農業が盛んな田舎である。
特に領主の屋敷は山の近くにあり、朝は小鳥の声を堪能できる。
茶会や観劇、ダンスパーティーのような場所を好むフィノラにとっては地獄かもしれないが、リティスにとっては最高の環境だ。
屋敷の使用人達は皆リティスに親切だ。
メイド達は、久しぶりに領主の血を引く者が領地に戻ってきたと張りきってリティスの世話をしてくれる。
いわゆる侍女という役目の使用人はいないが、自分の身の回りの世話ぐらい自分でできるので問題ない。
リティスにとってありがたかったのは、時間がたっぷりあることだった。
(好きなだけ本を読める生活って最高!)
ここでの仕事は、伯爵家で与えられていた仕事よりずっと少ない。午前中、数時間もあれば終わってしまう。
朝は早めに起きて、朝食前に一仕事、もしくは朝のすがすがしい空気を堪能しながら散歩。でなければ、読書だ。
朝食後は、午前中のうちに仕事を終わらせてしまう。
リティスは、領地での生活をこの上なく楽しんでいた。
オセルティス伯爵家の領地は、農業が盛んな田舎である。
特に領主の屋敷は山の近くにあり、朝は小鳥の声を堪能できる。
茶会や観劇、ダンスパーティーのような場所を好むフィノラにとっては地獄かもしれないが、リティスにとっては最高の環境だ。
屋敷の使用人達は皆リティスに親切だ。
メイド達は、久しぶりに領主の血を引く者が領地に戻ってきたと張りきってリティスの世話をしてくれる。
いわゆる侍女という役目の使用人はいないが、自分の身の回りの世話ぐらい自分でできるので問題ない。
リティスにとってありがたかったのは、時間がたっぷりあることだった。
(好きなだけ本を読める生活って最高!)
ここでの仕事は、伯爵家で与えられていた仕事よりずっと少ない。午前中、数時間もあれば終わってしまう。
朝は早めに起きて、朝食前に一仕事、もしくは朝のすがすがしい空気を堪能しながら散歩。でなければ、読書だ。
朝食後は、午前中のうちに仕事を終わらせてしまう。