婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
第一章 最高のパートナーを探して
「ふう……」
三人でのミーティングを終え、私は第一営業部のあるオフィスフロアに戻ってきた。
解放感から腕をぐるぐる回したあと、ニットの裾を引っ張って装いを正す。
今日は営業の予定がないのでスーツではなくオフィスカジュアル。イエローのニットにライトグレーのワイドパンツといった装いだ。
身長は一六〇センチだが、今はヒールで五センチ増し。仕事中は長い髪が邪魔にならないように、うしろで緩くねじって結んでいる。
メイクはナチュラルだけどアイラインはきちんと引いて目力アップ。平凡な顔をちょっとでもかわいく見せたいという乙女心である。
「紬希~、会議終わった? 食堂行く?」
手を振りながらこちらにやってきたのは金尾ジュリナ。私と同じ二十八歳で同期入社、役職はひとつ上の主任だ。
ハーフで目鼻立ちがはっきりしており、背が高くて声も大きいのでとにかくよく目立つ。
個性を大事にしていて、オフィスカジュアルながらもパッションカラーのアイテムを取り入れたり、ゴージャスなアクセサリーを身につけたりしている。
三人でのミーティングを終え、私は第一営業部のあるオフィスフロアに戻ってきた。
解放感から腕をぐるぐる回したあと、ニットの裾を引っ張って装いを正す。
今日は営業の予定がないのでスーツではなくオフィスカジュアル。イエローのニットにライトグレーのワイドパンツといった装いだ。
身長は一六〇センチだが、今はヒールで五センチ増し。仕事中は長い髪が邪魔にならないように、うしろで緩くねじって結んでいる。
メイクはナチュラルだけどアイラインはきちんと引いて目力アップ。平凡な顔をちょっとでもかわいく見せたいという乙女心である。
「紬希~、会議終わった? 食堂行く?」
手を振りながらこちらにやってきたのは金尾ジュリナ。私と同じ二十八歳で同期入社、役職はひとつ上の主任だ。
ハーフで目鼻立ちがはっきりしており、背が高くて声も大きいのでとにかくよく目立つ。
個性を大事にしていて、オフィスカジュアルながらもパッションカラーのアイテムを取り入れたり、ゴージャスなアクセサリーを身につけたりしている。