エナはマーメイドの仕立屋さん~はじめてのお仕事はプリンセスのドレス~
⑪
「おばあちゃん! どうしよう、わたし、明日のパーティーにいくってナナと約束しちゃったんだけど、自分のドレスがないの!」
お城からおばあちゃんのお店に戻ってきてエナはあわてました。
寂しそうなナナのことが心配で約束をしてしまいましたが、エナはパーティーに着ていくドレスがなかったのです。
「ナナにドレスは渡せたのね? それなら、大丈夫。おばあちゃんに任せなさい!」
おばあちゃんは自信満々に言って、あの黄色のドレスをトルソーからはずしました。
そして、エナのもとへ泳いできます。
「これはもともと、エナへのプレゼントでつくったの。エナがパーティ-へ着ていけるように」
「おばあちゃん……」
おばあちゃんからドレスを受け取ってエナは尊敬の眼差しをおばあちゃんに向けました。
おばあちゃんはすごいです。
もっとずっと前から考えてエナのドレスをつくってくれていたのです。
「サイズもぴったり!」
身体に合わせてみると、エナは興奮したように言いました。
デザインもエナによく似合います。
「おばあちゃん、ありがとう!」
そう言って、エナはおばあちゃんに抱きつきました。
小さい頃からおばあちゃんはエナの味方です。
「ははっ、レクシーには蝶ネクタイね」
おばあちゃんは豪快に笑いながらエナをぎゅっとして、それから近くを泳いでいたレクシーの首に黒い蝶ネクタイをつけました。
お城からおばあちゃんのお店に戻ってきてエナはあわてました。
寂しそうなナナのことが心配で約束をしてしまいましたが、エナはパーティーに着ていくドレスがなかったのです。
「ナナにドレスは渡せたのね? それなら、大丈夫。おばあちゃんに任せなさい!」
おばあちゃんは自信満々に言って、あの黄色のドレスをトルソーからはずしました。
そして、エナのもとへ泳いできます。
「これはもともと、エナへのプレゼントでつくったの。エナがパーティ-へ着ていけるように」
「おばあちゃん……」
おばあちゃんからドレスを受け取ってエナは尊敬の眼差しをおばあちゃんに向けました。
おばあちゃんはすごいです。
もっとずっと前から考えてエナのドレスをつくってくれていたのです。
「サイズもぴったり!」
身体に合わせてみると、エナは興奮したように言いました。
デザインもエナによく似合います。
「おばあちゃん、ありがとう!」
そう言って、エナはおばあちゃんに抱きつきました。
小さい頃からおばあちゃんはエナの味方です。
「ははっ、レクシーには蝶ネクタイね」
おばあちゃんは豪快に笑いながらエナをぎゅっとして、それから近くを泳いでいたレクシーの首に黒い蝶ネクタイをつけました。