休暇中の御曹司と出会ったら、愛され過ぎてもう無理です。
エピローグ
古賀さんが引っ越してきて丁度三週間が経った日。

私が会社に向かうために部屋を出ると、古賀さんがいつものゴミ出しの日のように立っていた。

「おはよう、夏奈ちゃん」

「おはようございます……なんで今日も待っているんですか……」

「ん? 夏奈ちゃんに『おはよう』って言いたくて」

「連絡先交換しましたよね!?」

「え、直接言った方が良くない?」


うっ、相変わらず今日も甘すぎる……!


「にしても、古賀さんは今日から会社を継ぐんですよね?」

「うん。まぁ正確に言えば、今日から継ぐ準備を始めるって感じだね」

「これからどうなるんでしょう……やっぱり私じゃ力不足だったかも……」

また気にしいが発動する私に古賀さんは軽く返す。






「そうだね。きっと幸せで、最高に楽しくなるよ。夏奈ちゃんと一緒だから」





ああ、やっぱり私の彼氏は素敵な人すぎるから。

今日も頑張ろうと思えるんだ。






【休暇中の御曹司と出会ったら、愛され過ぎてもう無理です。】


fin.

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