Min-Gooさんのレビュー一覧

『まゆたん』視線の『磯野』は、とてもカッコ良く、そして優しい包容力のある男。 しぐさも、ムカつくぐらいセクシーで、まゆたんと一緒に一喜一憂してしまいます。 そして… 彼の頭の中を覗くなら、本編の【HERO】を! 彼の『不真面目な頑張り』に爆笑させられます。 二作合わせて、お読み頂くことをお勧め致します。 きっとあなたは 温かい幸せに満たされるでしょう。

生徒指導の中鉢先生が、どこか冷めていて妙に大人びた生徒頼子に、この物語の中で何度も口にする言葉。 物語終盤でその言葉の意味を知った時、体の深部から感動と幸福感とトキメキの波が押し寄せ、危うく溺れて窒息しそうでした。 そしてさらに… センス光る会話、主人公に負けず劣らず魅力的な脇役達が、終始笑いを誘います。 この作品に出逢えて良かった。 もうその一言に尽きます。

突然失踪した涼子。 主人公カナの『涼子探しの旅』は 『自分探しの旅』となる。 自分探し… それは決して明確な答えなど存在しない。 けれどもそれを捜し求める行為そのものが ダイアモンドよりも価値がある。 例えるなら… 電車の優しい揺れに身を任せ 都会の雑踏から逃れ 遠くに山聳える美しい田園風景が ゆったり流れ行くのを 車窓から眺めている… 読んでいて、そんな心地よさに包まれます。 素晴らしい青春物語。

メイドとして雇われたナナミの御主人様は お茶目で悪戯好きで意地っ張りな 『大人の男』 そんなご主人様が時々見せる 男らしい仕草や大人の優しさ 甘く素敵な言動に ハートを射抜かれ “キュン死”させられました。 クスリと可笑しくて ホロリと切ない そんな極上ラブストーリー。

複数の登場人物の描き分けが巧みで、まるでそれぞれのキャラに魂が込められているかのようです。 三人称で淡々と語られる落ち着いた雰囲気の中にも、臨場感が溢れ、まるで自分もその場で事件に遭遇しているような錯覚を覚えます。 温かい人間ドラマもさらりと挿入し、そんな心の触れ合いに胸打たれたり… ただ、言葉の表現がおかしい部分が時々あり、素晴らしい作品だけに、やや残念でした。

序盤から不思議な世界に惹き込まれ、え?何?何で?などと思いながらページを捲っていくうち、気付いたら読み終わっていました。 とにかく展開が全く読めない。 読めないのに、読者の期待通りに進行していく。 本当に摩訶不思議なストーリーです。 「幽霊にも人権を!!」 みたいなメッセージも勝手に感じたり… これは作者様の意図とは大きくズレているかもですが、何を感じようと読者の自由。 読む人によって、受け止め方も様々だろう所もこの物語の特徴では? 感想ノートなどを開く前に是非、まずは本文を読んで頂きたいです。

子どもって、純真さゆえに時に残酷で… それでもボクは『りのん』に どうしても伝えたいことがあった。 主人公『るい』の語りがリアルで可愛くて、キュンキュンしました。 甘酸っぱい初恋を体感できます。

現実離れした設定なのに、メイドロボットの語りがとてもリアルで、すっかり感情移入してしまい、切なくなりました。 薄情な人間が増え続ける現代、この『天空宮市』では人間よりも人間らしい心を持つロボットが大切なことを教えてくれる… 心温まる素敵な作品。

自分のことより最愛の人を想う彼の優しさが痛いです。 『深い哀しみとどう向き合うか』 その方法は人それぞれ違う。 主人公アヤカが時を経て選んだのは、そんな優しい彼の気持ちに応えることだった。 ラストのアヤカが前に進み始める姿は壮絶で、心地よい切なさに涙しました。 人間って儚い。 だからこそ、素晴らしい出会い1つ1つを大切にしたい。 そんな風に思わせてくれる素敵な作品。

胸がジーンと熱くなる素晴らしい作品。 『優しさ』ってわざとらしく押し付ける物ではない。 だから本物の『優しさ』は、本人の自覚無く誰かに与えているのものかも知れない。 沼田のそんな本物の優しさが、タカヤのピュアな心に染み込んで… 魂と魂の触れ合いに胸を打たれ、またラストは希望の光が差し込み温かな余韻が残ります。 損得を考えず、人の為に尽くす、そんな『バカ』に私もなりたいと思いました。 たくさんの人に是非読んで頂きたい作品です。

それは この時期、恋する乙女に課されたミッション。 でも『片思い』には、思いが報われなかったらどうしよう…なんて不安はつきもので。 そんな時はこの 『St. Valentine's Dayの奇跡』 を読みましょう。 きっとあなたに勇気をくれる…

時間を超え 空間を超え すべてを超えて惹かれあう二人… うまく表現できいけど、切なくて、でも心温まる、そんな美しいラブストーリー。

それは思春期の 純粋で透明な淡い初恋 登場人物の優しい言葉や、やり取りに癒されます。 まるで絵画のような文章が心地よく心に響く そんな作品です。

愛情に飢えて、妙に大人びてしまった律子が切なかったです。 現在自分本位な親が増え、律子のような愛情面で飢餓状態の子供は少なくないと思います。 現代の社会風刺とも言えるとても良い作品。 最終ページの律子の問いかけが痛い…

恋愛経験0の主人公の胸に刺さった棘の正体は… 主人公のキャラが可笑しくて可愛くて。 気付いたら顔がほころんでました。 美鈴ちゃん それは『恋』ですよ。

その出会いは偶然ではなく必然だった。 運命の糸を手繰り寄せた時、運命の出会いは訪れる。 例え手繰り寄せた糸が間違いだったとしても、その出会いは無駄じゃない。 そして… 人は何度でもやり直せる。 希望に満ちた作品です。 読んだ後、優しい気持ちになれました。