蒼山 螢さんのレビュー一覧
田舎が嫌い、この町を出たい。
同じ気持ちが自分の中にある。
タイトルと違った雰囲気で始まる、
高校生たちのストーリーに、丁寧な描写と文章で、頭にイメージを描かれた風景とともにゆったり流れていきました。
どういう風にこの先、僕は、あたしは生きていくのか。
しかし、「爆弾」は落とされた。
「そうきたか」と思わず呟いた。
加速する展開に連れられて、入っていく「しのきワールド」が心地よく。
勇敢な少年達。彼らを想う少女達。
守るものがあるから強くなれる。
生きて、証を。
彼らと同じ年代の人達に読んで貰いたい作品です。
何度読んでも毎回泣く、よく聞きますがまさにそういう作品です。
再び読んで涙に震えてしまう。
雨の音に包まれ、物語は進みます。
しっかりした読みやすい文章にグイと引き込まれ、主人公への感情移入の入口を、自分で開けて入りたくなる様な。
入ったら涙腺が緩むのが分かってるのに。
心の中に実結と同じ思いの尻尾があり、
自身も問われている様でした。
繰り返される彼との最期。
この悲しみ、苦しみ。
見たくなんか無いのに。
だけど。
大事だと
愛おしいという事に気付いた。
行き着く先は同じであっても
1つ1つを大切にしたい。
あたしは目を逸らさない。
笑っていたい。
涙に負けないくらいの笑顔で。
笑え、泣きながら
笑え、最後まで
最後は未来に繋がる。
二人で、笑おう。これから先も。
素晴らしい、
読めば忘れられなくなる作品です。
本編では分からなかった那智の心を読み取れます。 那智の真っ直ぐだけど不器用な愛は、 たくさんのものを傷つけ 真新しいカッターナイフのよう。 それを受け入れる方にも覚悟がいる。 数々の寄り道と回り道と、障害、 傷ついた人たち、 明けて欲しくない夜を乗り越えて、 二人はやっと歩き出した。 卒業式を迎えるところから始まって、そう思いました。 ――『未来の藍ちゃんへ』 ああいつか。 もう少し大人になった那智くんと藍ちゃんを見れたらいいな。 そう思いました。 「落下星」と抱き合って「禁色」、 晴れ渡ったこの広い大空に、未来を描け。
本編では分からなかった那智の心を読み取れます。
那智の真っ直ぐだけど不器用な愛は、
たくさんのものを傷つけ
真新しいカッターナイフのよう。
それを受け入れる方にも覚悟がいる。
数々の寄り道と回り道と、障害、
傷ついた人たち、
明けて欲しくない夜を乗り越えて、
二人はやっと歩き出した。
卒業式を迎えるところから始まって、そう思いました。
――『未来の藍ちゃんへ』
ああいつか。
もう少し大人になった那智くんと藍ちゃんを見れたらいいな。 そう思いました。
「落下星」と抱き合って「禁色」、
晴れ渡ったこの広い大空に、未来を描け。
主人公はもとより、他の登場人物が凄く魅力的です。個人的に好きなのが椿ちゃん。 友達を全力で守る、信じるってなんて素敵な子なんだろう。 偽って、嘘でかためていた美月の心。それを先生が、友達が、薄皮をはぐように、絡まって固くなった糸を解くようにしていくのが凄く伝わりました。 そしてそれぞれの成長と。 愛への気付き。 何億の中からあたしを見つけてくれたの。 君がすべて、すべてが君。 簡単だけれど、同時に凄く難しい。 恋をしたくなる、素敵な作品でした。
主人公はもとより、他の登場人物が凄く魅力的です。個人的に好きなのが椿ちゃん。
友達を全力で守る、信じるってなんて素敵な子なんだろう。
偽って、嘘でかためていた美月の心。それを先生が、友達が、薄皮をはぐように、絡まって固くなった糸を解くようにしていくのが凄く伝わりました。
そしてそれぞれの成長と。
愛への気付き。
何億の中からあたしを見つけてくれたの。
君がすべて、すべてが君。
簡単だけれど、同時に凄く難しい。
恋をしたくなる、素敵な作品でした。