和宮 樹さんのレビュー一覧
各人物のセリフに作者独特の感性が良くみえ、ゆったりとした雰囲気ながらも時々はっ、とさせられる本作。
特に幸哉のひとつひとつしっかりと言葉を選んで発する様には感銘すら受けます。
物語の鍵ともいえる『レボルバー』という言葉がカチリ、とこころに音を立ててはまったとき。
とてもさわやかで、そしてやさしい空気に読者は包まれることでしょう。
ただ1点。
『うずまき公園』の設定をうまく使って欲しかったです。
しかしながら全体的にとても良くできていて素敵な作品でした。
そしてそんな作品に出逢わせていただいた作者に、ありがとうの言葉を捧げます。
読み終わって、気付けば静かに頬を濡らし ぽつり と、この言葉が口をつきます。 一見淡々としているようでいて、その実とても良く言葉が選ばれた本作。 人の幸せの原点とは……。 それを教えてくれる大変貴重な、そしてとても愛おしい作品でした。 こころから作者に『ありがとう』の言葉を贈らせていただきます。
読み終わって、気付けば静かに頬を濡らし
ぽつり
と、この言葉が口をつきます。
一見淡々としているようでいて、その実とても良く言葉が選ばれた本作。
人の幸せの原点とは……。
それを教えてくれる大変貴重な、そしてとても愛おしい作品でした。
こころから作者に『ありがとう』の言葉を贈らせていただきます。
静かに流れる場面とは裏腹に、その奥にある感情はときに荒れ狂い、ときにゆっくりと腐蝕し、またやさしくあたたかみを帯びていく。 なんとも不思議な感覚に支配されていきつつも確かな余韻を読者にもたらしてくれる作品でした。 後半の姉との下りをもう少し膨らませてもいいかな、とも思いましたが、それを差し引いても大変個性的で雰囲気のある素敵な作品でした。 この作品にはどんな曲も当てはまらず、ただしとりと降る雨音こそが相応しい……。
静かに流れる場面とは裏腹に、その奥にある感情はときに荒れ狂い、ときにゆっくりと腐蝕し、またやさしくあたたかみを帯びていく。
なんとも不思議な感覚に支配されていきつつも確かな余韻を読者にもたらしてくれる作品でした。
後半の姉との下りをもう少し膨らませてもいいかな、とも思いましたが、それを差し引いても大変個性的で雰囲気のある素敵な作品でした。
この作品にはどんな曲も当てはまらず、ただしとりと降る雨音こそが相応しい……。
ライオンが人を好きになる。 あまりにも突飛な物語。 なのに驚くほどやさしい気持ちにさせてくれる本作品。 きっと手にとったあなたはいろんなことをこの物語に重ね合わせることでしょう。 とても象徴的な内容で、だからこそこのお話は人のこころに素直に溶け込んで、あなたのこころをまあるくまあるくしてくれるはずです。 ぜひ、ページをめくってみて下さい。
ライオンが人を好きになる。
あまりにも突飛な物語。
なのに驚くほどやさしい気持ちにさせてくれる本作品。
きっと手にとったあなたはいろんなことをこの物語に重ね合わせることでしょう。
とても象徴的な内容で、だからこそこのお話は人のこころに素直に溶け込んで、あなたのこころをまあるくまあるくしてくれるはずです。
ぜひ、ページをめくってみて下さい。
終始自らに、そして誰かに問いかけるようにして綴られる本作。 あたかも一冊のクロッキーに色もなく、ただありのまま、思うがままに描かれていくかのよう。 そしてこれはきっと誰しもが我知らず背中に負っている想い。 言葉そのもので何かしら自分に変化を与えてくれる作品ではないけれど、作者のこころと共鳴することで、どこか「自分だけではない」という“安堵感”を与えてくれる作品になっているように感じました。
終始自らに、そして誰かに問いかけるようにして綴られる本作。
あたかも一冊のクロッキーに色もなく、ただありのまま、思うがままに描かれていくかのよう。
そしてこれはきっと誰しもが我知らず背中に負っている想い。
言葉そのもので何かしら自分に変化を与えてくれる作品ではないけれど、作者のこころと共鳴することで、どこか「自分だけではない」という“安堵感”を与えてくれる作品になっているように感じました。
極彩色の喜怒哀楽で綴られた本作。 正直この母親は話を読んでいる限り憎たらしい以外の何者でもないのだけれど、どこか筆者とのやりとりに微笑ましいものを感じてしまう。 それはきっと“愛”の一言。 怒りに満ちた文章の中にも愛情をしっかりと感じられるからこそ、この破天荒な話にお腹を抱えて笑えるのではないでしょうか。 あったかい笑いと、ときには涙を誘うこのエッセイ。 自信を持っていいましょう。 読んで損なし!!
極彩色の喜怒哀楽で綴られた本作。
正直この母親は話を読んでいる限り憎たらしい以外の何者でもないのだけれど、どこか筆者とのやりとりに微笑ましいものを感じてしまう。
それはきっと“愛”の一言。
怒りに満ちた文章の中にも愛情をしっかりと感じられるからこそ、この破天荒な話にお腹を抱えて笑えるのではないでしょうか。
あったかい笑いと、ときには涙を誘うこのエッセイ。
自信を持っていいましょう。
読んで損なし!!
まず、緻密に構成された人間関係に舌を巻く本作品は、繰り返し読む度に色合いを変え新たな感慨を読者に与えてくれる。 美しい言葉たちの奥にあるそれぞれの想いはまるで水面を揺らす波紋のようで、重なりあい、離れ、また新たな波を生み複雑な模様を描く。 処女作とあって若干の粗さは見受けられるもののそれを補って余りある力が終盤に向かってページをめくる勢いを止めさせない。 あえて星を4つにしますが、いやはや、なんだか同じ作家として悔しくなってしまう作品です(苦笑)
まず、緻密に構成された人間関係に舌を巻く本作品は、繰り返し読む度に色合いを変え新たな感慨を読者に与えてくれる。
美しい言葉たちの奥にあるそれぞれの想いはまるで水面を揺らす波紋のようで、重なりあい、離れ、また新たな波を生み複雑な模様を描く。
処女作とあって若干の粗さは見受けられるもののそれを補って余りある力が終盤に向かってページをめくる勢いを止めさせない。
あえて星を4つにしますが、いやはや、なんだか同じ作家として悔しくなってしまう作品です(苦笑)