※携帯スマホ書き。筆者♂、草稿・試作品で面白半分ｗ 盗賊たちに捕獲されてしまった獣エルフの娘、犬鳴ルパ。陵辱危機で｢狼｣の姿に変身して自衛するも、今度は檻に入れられ干されて飲まず食わずで丸一日。どうせ降参しても、今殺されずともなぶりものにされて奴隷に売られるだろう。｢ええい、こんな奴らから辱められるよりはこのまま餓死を覚悟でハンストしてやるっ！｣と悲壮な決意、そしたら奇っ怪な乱入者。 トラバサミの鉄仮面。一人でキャンプ野営地に乗り込んできた魔法戦士。檻の鉄格子越しにチラチラとこちらを見るあの眼差しは、あたし(狼の姿)が気になっている？　もしや｢好き｣の波動を投げかけてません？　 念願の解放後、川で足指の間まで揉み洗われて抱き腕枕に添い寝され、空キスされた耳元で｢いにゅ(犬)め｣と甘く囁かれ。あーしは誇り高き麗しき牝狼から｢のーみそ蕩けたデレた牝犬｣になり果てた。でも溺愛するあなた(罠師のトラ)だって眼差しと表情が親愛感全開？ ※狸沼(たぬま)ブログやノベマ！アカウントで掲載の｢レトリバリック！｣の前日譚・姉妹作(本作ヒロインのルパはレトの姉)。このアカウントの｢魔法石の密造人｣とも世界観がつながったパラレル。 ※前作で時系列では本編の後日談である｢レトリバリック(罠師と犬魔法)｣も転載で追加して再掲載(ノベマ！で書いてブログにも掲載中)。そっちは主に弟の犬鳴レトとの話。 ☆世界観 人間と魔族が世界の支配圏を二分している。魔族は人間を捕食して酵素・栄養素を補給しないと生きていけず、その支配領域では人間は家畜・奴隷的な被支配者である。 また人間側では(特に旧魔王戦役以前)しばしば魔族帝国下での奴隷労働や通商、魔族ギャングの存在によって利益を得ており、支配層・富裕層ではその(腐敗や買収の)傾向が著しく、人間側や世界全体として危機を招いている(魔法協会も特権集団として同様で、同じ人間側の反魔王強硬派に非協力的だったり敵対・裏切り行為すら頻繁)。 作中では魔族やエルフ・ドワーフは人間の亜種であって、魔族側にも人間やエルフは(主に被支配者だが)居住・存在しており、人間同士の二大勢力・異なった政治思想・支配原理の戦いでもある。 ☆キャラクター(ブログ｢レトリバリック！｣) https://bakarex.blog.2nt.com/blog-entry-85.html

旧魔王戦役時代、反魔族レジスタンスのリベリオ屯田兵村。人間陣営と魔族支配下領域が対立・闘争している世界、親魔族派ギャングが跳梁跋扈して魔術協会までが完全に腐敗。 魔術罠師トラと義弟・獣エルフの犬鳴(いなき)レトリバリクス(と恋人・姉の狼娘・犬鳴ルパ)。村落リーダーの原人騎士クリュエル・サトーと森林エルフのキョウコ、村落幹部のサキュバス姫騎士(魔族混血ハーフ)サキ、要塞都市ボンデホンの軍・戦士団などなどの物語。 (※)｢魔術罠師と猛犬娘／～と犬魔法｣と同じシリーズ。猛犬娘・犬魔法の二作品で書かれなかった時期や事柄・話。

いつも通りに平穏であった埼玉県入間市で忽然と死体が見つかってしまう。 被害者の名前は白田慎一。 全国でも有数の進学校に在学していた。 また死体には数々奇妙な点が残っていた。 第一に白いペンキが掛けられた理由。 死体の首元に残る絞め痕。 そしてこの奇妙な死体が発見されてから度重なるようにして入間市で起きてしまう殺人事件。 全ての死体には必ずペンキが掛かっている。 殺人事件の犯人は誰なのか？　 どうして死体にペンキが掛かっているのか？　 そして、彼らが求める＂幸せ＂とは？　 群像劇で綴られる現代サイコミステリー！ 全ての色は＂彩＂となり、殺人事件は明らかになっていく。

大長編青春群像『ヒートフルーツ』の全編で核を彩った麻衣とケイコ…。 猛る二人の少女は命がけの恋を生き切った。 その後の数奇な運命を示唆するベクトルはこの日、決するのだった…。

アナタは憶えているだろうか。 あの夏の日のこと。 あの時、アタシはひどく幼かった。 けれど、あの時の思いは特別だった。 隣にいるだけでは、話しているだけでは物足りない。 手をつないでいることさえ、もどかしい。 アナタのすべてになりたいと、 アナタのすべてがほしいと、 生まれて初めて思った。 アナタはアタシの、すべてだった。 ＊この物語はフィクションです。 作中に未成年者の飲酒、喫煙、援助交際など違法行為がありますが、 決して真似しないで下さい。 登場人物、団体名は全て架空のものです。 実在の人物、団体とは一切関係ありません。

「何でオレなんスかね」 情報屋の少年は 現状に頭を悩ませていた。 箱入娘は 太陽に包まれ自由を孕んで飛び出した｡ 跡取り息子は 月を背に繰り返し踊り続けた。 世話焼き上司は 生意気過ぎる猫に手を焼いていた。 多忙な少女は 不確定な不安を手にしていた。 反抗少年は 道の先にあるものを拒んでいた。 それぞれの想いが交錯する果てに 待ち受けるものは―― Start 2014年6月4日 .