The previous night of the world revolution4~I.D.~

前回までのあらすじⅢ

前回までのあらすじⅢ (1/2)

『シュレディンガーの猫』との抗争も終わり、『青薔薇連合会』に平和が訪れたのも束の間。

隣国箱庭帝国では、閉鎖された国を解放する為、武力を以て立ち上がった若者がいた。

若者の名は、憲兵局長官の息子、ルアリス・ドール・エーレンフェルト。

彼は『青薔薇解放戦線』と名乗る革命軍を率い、憲兵局と戦う為の助力を得に、ルティス帝国貴族フランベルジュ・ティターニアの手引きでルティス帝国にやって来た。

ルアリスは帝国騎士団と『青薔薇連合会』に使者を送り、助力を乞うが、ルレイアは革命軍との関わりを拒否する。

しかし、その後ルティス帝国に入ってきた憲兵局の追っ手が、革命に協力するルティス帝国民の命を狙い始める。

『青薔薇連合会』は革命には協力していなかったが、ルアリスが使者を送ったことにより「革命軍と接触した」と判断され、憲兵局の追っ手がルルシーを暗殺しようとする。

ルルシーを傷つけられたことに激怒したルレイアは、ルルシーを狙ったのが憲兵局だと知るや、革命軍に協力し、憲兵局に復讐することを決める。

ルレイアは、革命軍を指揮するには未熟だったルアリスを自分流に教え導き、ルアリスと、彼の率いる革命軍も徐々に成長していった。

その途中、憲兵局から和平交渉の申し入れがあり、ルアリスは罠と知りつつも故郷に戻るが、やはり憲兵局に捕らえられてしまう。

しかし、ルアリスは憲兵局の中に潜んでいたスパイ…『シュレディンガーの猫』の生き残りであるカセイ・リーシュエンタールの手引きで、ルティス帝国に帰される。

その後、ついに憲兵局との戦いが始まった。

『青薔薇連合会』が協力したこともあり、憲兵局はなすすべなく降伏した。

こうして、ルアリスは祖国を解放した革命軍の英雄として語られることになった。




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