紅 憐さんのレビュー一覧

憐「ちょっ紅さん、人様の作品に対してよだれはないでしょよだれは」 紅「いやいや憐さん、だってのたおファンにはたまらんのですよ、これはっ」 憐「というと?」 紅「いいですか? のたおさんの描く魔女メグ、そこに加わる一般人……このやり取りは巻き込まれる型のファンタジーではまさしく醍醐味!」 憐「ふんふむ」 紅「そこになんと、のたおさんの作品で高い人気を誇ってるだろう、戦乙女と自由騎士が競演するんですよ! もう、両方読んでるファンには辛抱たまりませんっ」 憐「なるほど、それでも紅さん、人様の作品に対してよだれはいけませんよだれは」 紅「それだけ好きなのっ! 憐さんもそんな冷静な態度じゃなく、もっとこうほら!」 憐「と、紅さんも垂涎ものです」 紅「ほんっと痺れるんだから!」 憐「紅さんうるさい」 紅「それだけおもしろいのっ!」

すごいすごいわ素敵だわ! 唸るモーター! 光るビーム! 煌めく巨大太刀に装甲! 重厚でなめらかで巨大な機体! ああっ、機械の塊なのよ、塊なのよあれ! 出力もさることながら、人型を高速で飛行させるっていう技術!ああんっ、も、ダメ……あのスラスターの音……しびれちゃう! 解析したい分解したい理解したい組み立てたい私のものにしたい…… やん、ダメよ私、しっかりして……まずは開発者にコンタクトを取って、縛り上げて、技術主任と交渉しなくちゃ…… うふふ、ああっ、いいわいいわ素敵だわっ。17メートルもあるロボットだなんて……もぉう、ぞくぞくしちゃう…… ロマンよね、ロマンよねこれって……!!

がちゃ ひょろ~ ずずず ぷは こんこん がちゃ ぺこ ぺこり ふむふむ おー タッタッタッ ぼき タッタッタッ べき えっくしゅん ぽき ぐは …… ぐーぐー チュンチュン おー わあー カーン カンカンカン! ぎゃー しくしく ダダダダ ひょろ~ ずずず ふ…… こんこん がちゃ ぺこ ぺこり おー んー ポンッ しゃき とう ぼき ぎゃー ブチッ ぺこぺこ しくしく ちゃりん しくしく ダダダダ ひょろ~ しくしく しくしく (笑えます)

私はいたずら好きである。 だから、初対面の人にもいたずらしてしまう。 たとえば、よく冷えた缶ジュースを、ベンチの青年のほっぺたへ、いきなり押し当てるとか。 悲鳴をあげた青年が、なんなんですか、という目で私を見た。 言ってやった。 「驚いた?」 そりゃあ驚きますよ、と返ってきた。 「今まで、こういういたずら、されたことないの?」 ありますけど……と返ってきた。 私はにっこりする。 「不思議だよねぇ、初めてじゃないのに、初めてみたくびっくりしちゃう。これって、何気にすごくない?」 彼が目をぱちくり。 「初めてのって、忘れちゃもったいないよね。こんな風に、いつだって初めてみたく感じられたら……いいよね?」 青年は静かに、そうですね、とうなずいた。 初めての気持ち……それってたぶん、目がさめるくらい、素敵なもの。