プロフィール

颯希
【会員番号】296833
\颯希・さつき/

 うとうとしつつ生きてる学生
 できれば魔法使いになりたい
 今は書いておりません ( ᵕᴗᵕ )


▼オススメ掲載
 『世界征服狂走論』
  17.08.01

▼連載開始
 『夏ノまにまに現夢幻記』
  16.07.02〜

▼〒颯希れぽ
 最終便:17.01.05

作品一覧

4番青年の快走
颯希/著

総文字数/26,852

青春・友情54ページ

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世界征服狂走論
颯希/著

総文字数/7,919

コメディ16ページ

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徒然飛花前線
颯希/著

総文字数/6,304

青春・友情14ページ

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ハウトゥ・シナプス
颯希/著

総文字数/13,648

恋愛(その他)26ページ

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生まれたての放課後。
颯希/著

総文字数/11,777

恋愛(キケン・ダーク)30ページ

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公開リスト一覧

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レビュー一覧

★★★★★
2016/12/31 13:21
さみしがりや、ふたり

日常を放って、ヘンテコな日々に足を踏み入れた。手放しても惜しくない毎日を。休んでみた。学校に行かない理由なんてない。好きじゃない理由なんてない。 退屈で、愛せない、塗りつぶされた世界。 「自分で考えて、決めろ。拙くても、それが正解だ」 15コ上のぬくもり。近くにあった。そばにいた。頭をなでる手は色褪せていた景色を、いとも簡単に。 目の前を、自分を。変えた。染めた。多彩でいとおしく。こんな世界で、夢だって持てた。 柔らかい文章、優しい雰囲気、淡い世界観。それなのにどうしてこんなに力強く響いてくるんだろう。説得力があるんだろう。涙がずるずる引っ張り出されました。これだから人と人っていとしくて綺麗なんだ。毎回、作品を読む度にそう思います。 歪でも不器用でもいいよ。あなたがいる世界で、空の下できょうも、生きてゆこう。 素敵な作品ありがとうございました。ぜひ御一読を。

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★★★★★
2016/07/04 12:57
君の幸せな歌を

8年経って変わったこと、たくさん。 変わらなかったこと、君の声と、この想い。 今日も明日もその先も 言いたいことを言い合って、君の声と笑い合いながら、そうやって僕ら、生きていこう。 「冬和の声が澄んでいるってこと、あのとき気づけて良かった」 繰り返された数年越しの言葉に、ひどく懐かしさを覚えてじわりときてしまいました。高校時代から紡がれてきたふたりの物語を、まるでずっと眺めていたかのような。重ねた時をゆっくり懐古するような。そんなあたたかい気持ちになります。 時が流れてもずっと好きで、ずっと信じていられて、ずっと帰りを待てる。そんなふたりの関係が可愛くて素敵で、まさにおしどりカップル。作り出される空気がやっぱりふわふわと優しくて癒されました。人を想うっていいな、と心動かされます。 素敵な物語をありがとうございました。そして冬和くん月歌ちゃんおめでとう。ぜひ、御一読を。

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★★★★★
2016/06/14 01:21
嘘もまことも、この涙も

静かで 深くて 暗くて 深海のような、夜。 互いに背を向け合っておやすみの時間。 目が覚めたって朝は来ない。 それでいい。あなたは一生、知らなくていいのだ。 * たった三頁の物語の中に切なさと憎らしさと、抑えきれない愛しさが凝縮されていました。泣き喚いて訴えているわけではないのに確実に胸の奥に浸透してくる叫び。この短い世界でこんなにもふたりの物語を深く紡げる由仁さんの文章がほんとうに好きです。後書きに書かれていた「ひとつの愛の終着」という言葉に何度も頷いてしまいました。 どうかいつか、ふたりがそれぞれの幸せを捕まえて朝を迎える日がきますように。胸に響く素敵なお話ありがとうございました。ぜひ、御一読を。

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★★★★★
2016/05/19 23:10
中崎町アンサンブル

現代の格好に身を包んで 紺色の町を歩く彼 確かに現実はそこに在るのに、どこか御伽の世界へ迷い込んだような。日本の歴史を刻む町、それなのに時の流れと共に現実感はすっかり消えた。まばたきのうちにすべての物語が動いてしまったような。 異国情緒を感じさせる空気の色、それでいて懐かしくもの哀しい情景。ちぐはぐで美しい世界でした。 「ここはさながらポラーノの広場さ」 彼と彼女の理想郷でのひとときは、古い写真のように色褪せたりはしない。もう一度造ろうなんて、思ったりはしないけれど。 彼は目を閉じて思い出す。 一歩踏み入れれば浸かれるような、哀愁と共に自分の過去が蘇ってくるような。それでも、最後は彼女の言葉に救われる。素晴らしい世界観でした。素敵な作品をありがとうございました。 ぜひ、御一読を。

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★★★★★
2016/05/17 01:41
とある犯罪者たちの雑談

薄暗い 刑務所の中で 繰り広げられる なんてことない雑談の記録 青年の独白 歪んだ口元から紡がれてゆく すべては 大切な人への愛ため 「だってボクがここにいるのは名誉なことですからね!」 そう言った青年の瞳は ひどく澄んでいたことでしょう だって愛しているのだから だってすべて 彼女のため なのだから * 視点も景色も感情も読み取れず、隔離された空間にいるかのような錯覚を覚えます。群像劇のようなストーリー展開、いつまでも無邪気な青年、何も語らない主人公。すべての演出にぞくりと身震いしました。 何かに引き寄せられるようにページをめくる手が止まりません。 青年にとって最高のハッピーエンド。メリーバットエンド。 濁りのない、青年の愛の話です。 捕まってみてください。ぜひ御一読を。

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