永以真子さんのレビュー一覧
ずっと大好きだった徹兄に失恋したと思い込んで傷ついていた美玖。
ところが保育園のクリスマス会でサプライズが待っていた……
一途に徹兄を思い続ける美玖の健気で可愛らしさに引き込まれ、応援せずにはいられませんでした。
また、自信過剰な徹兄の押しの強さと行動力も素敵です。
これからの二人の幸せを祈りたくなる作品、是非読んでください。
遠距離恋愛するふたり。
離れていても空で繋がってる。
彼のくれた言葉を信じて待つけれど、会いたい気持ちと切なさは募るばかり。
言いたいのに言えない強がりともどかしさ、不安な気持ちが伝わってきます。
離れていても信じる気持ちの大切さを教えてくれる心温まる作品だと思います。
是非、読んでください。
クリスマスという特別な日だから、願いたいことがある。
誰にでも必ず別れは訪れるからこそ、ずっと一緒にいたいと願ってしまうもの。
そんな切なさと温もりが溢れています。
愛しい人がそばにいてくれる幸せを感じさせてくれる素敵な作品です。
オトナにも楽しめる素敵な絵本。
サンタクロースの手袋って、
そういえば何色?
一緒に考えさせられてしまいました。
絵本ならではの可愛らしいイラストと、テンポよい文章が楽しい素敵な作品です。
サンタクロースの手袋を想像しながら、是非読んでみてください。
紅茶専門店『noce』でのクリスマスイヴのワンシーン。
一杯の紅茶の持つ魔法の力が、誰かの不安を拭い去り、冷えた心を温め、笑顔に変えていく。
紅茶の香りが漂う空間と、それぞれの愛と優しい思いに包まれた温かい作品です。
是非、読んでください。
『携帯小説』を書いているという共通点で繋がっている私たち。
ポポポポーンと浮かんでくることもあれば、波風も立てずに静まり返ってることもある。
浮かんでくる時にはきっと、書くの神様がそばに居て、何かを囁いていてくれているのか、背中を押してくれているのか…
書くの神様は誰にだっている。
姿形は違うけど、それも個性。
いろんなジャンルを書いていて、いろんな世代の人たちがいるこの世界がとても素敵だと感じさせられました。
今まで近すぎて気がつかなかったけど、失くして初めてわかる大切なもの。
「やっぱり、お前がいい」
と告げられてしまった言葉に、ドキッとさせられます。
後悔とともに込み上げる感情、失くしたものを取り戻すことができるのか、これからの二人が気になります。
是非、読んでみてください。
同じクラスの無口な不良、梶野君に片思いをしている若菜。
いつも見ているばかりだけど、彼の優しさを知っている。
若菜のピュアで一途な思いが可愛らしくて、応援せずにはいられません。
梶野くんの不器用な優しさも、一匹狼の隠れた一面を覗いてしまったようでドキドキさせられました。
可愛らしい恋のお話、是非読んでください。
ロマンチストな先生と生徒の恋物語。
二人なら手を取り合って、宇宙までもどこまでも飛んで行けるはず。
恋する二人を描き出す柔らかな文章と描写が素敵な作品。
是非読んでください。
夫に先立たれ、男並みの仕事をこなしながらひとり娘を育てる紗彩。血の繋がらない義理の妹を愛しつつも踏み出せない達雄。
互いの気持ちを知った二人は、「契約恋愛」という形で体を求め合い、慰め合う関係に。
二人の気持ちを理解しながらも紗彩に歩み寄る英治。
弱さに寄り添ってくれる英治に惹かれる気持ちと夫との良き思い出に葛藤する紗彩の心の揺らぎが、リアルに細やかに描かれています。
女として、母として、弱さを秘めながらも次第に強くなっていく紗彩。
過去、現在、未来…の中に必ず存在している大切なものを、いかにして見つけ出して育むことができるのか。思い悩む紗彩から教えられた気がします。
素敵な作品を是非読んでください。
恋人である司からのプロポーズを受けた綾乃は、自分の中にいる兄の存在の大きさに気づいてしまう。
幼い頃に両親が不幸に遭ってから、いつも支え続けてくれた兄への思い。実の兄妹ではないと知っているからこそ、抑えられなくなる気持ち。兄への気持ちを知りながらも深い愛で包み込んでくれる司に対する思い。
さまざまな悩みと葛藤を抱えて揺れる綾乃の心が細やかに描かれていて、心を揺さぶられます。
禁断の愛というよりも強いキズナと、自身も強くなっていこうとする綾乃の姿が逞しく印象的な作品です。
是非読んでください。
自分のため、誰かのためについた嘘。
嘘の裏側で絡み合う運命。
出会うべくして出会った楓と堂本。
ふたりの心の行方と、徐々に明らかになっていく過去が気になって、読む手が止まりません。
華やかな夜の世界で、ふたりを取り巻く個性豊かな登場人物たちも、とても魅力的です。
楓の心の成長にも注目しながら、是非読んでください。
大好きなお母さんを怒らせたら
ツノが生えちゃった!
ツノを隠そうとする子供たちが
必死なのに可愛くて微笑ましいです。
大好きなお母さんが鬼になったら嫌。
大好きなお母さんを怒らせないように、
仲良くいい子でいてね。
とても可愛い作品です。
是非読んでください。
美人だけが取り柄の小梅、異動になった管理課にいたのはガサツで口が悪くて酒癖も悪い上司の久我。
だけど彼は、外観とは異なる不思議な魅力の持ち主で…
彼のポケットに入っている飴玉が小梅の心を優しく甘く溶かしていく過程や、登場人物の個性やドラマの盛り込み方が絶妙で、ぐいぐい引き込まれていきます。
『カプチーノ・カシス』のメンバーも登場して、ドキドキさせられました。
外見で判断しないで、ちゃんと中身を見ようよと教えてくれる逆シンデレラストーリー。
コーヒーの香りと甘い飴玉の味を想像しながら、是非読んでください。
「俺ね、実は吸血鬼なの」
彼氏の17歳の誕生日、
突然そんなこと言われたら?
「いちばん最初は、好きなひとの血がいいんだって」
なんて言われて押し倒されたら、
怖い感情などさて置き、
キュンとするしかないでしょう。
これまでの吸血鬼のイメージを覆す、ほのぼのとしてキュンとする優しい作品です。
血を吸われる感覚を想像しながら、是非読んでください。
彼氏がいて、家族がいて。
悩むこともあるけど、
いつも支えてくれる人がいる。
当たり前の幸せが、
一番温かく愛おしい。
大切な人と一緒に居られる幸せ。
その尊さを教えてくれる素敵な作品。
作者様の持つ温もりが、
この作品の中に溢れています。
是非、読んでください。
「彼女のフリしてくれないか?」
頼んだのは後ろの席の羽鳥君。
学食食券一週間分の報酬で。
フリだけのつもりが、彼を知るほど惹かれていく…
羽鳥くんと望南ちゃんのやり取りがとてもテンポよく、最後まで読む手が止まりません。
可愛らしい二人の姿に、恋するっていいなあ…と実感させられる素敵な作品。
二人のこれからを想像しながら、是非読んでください。
子供に大人になることで
得るものもあれば失うものもある。
自由かと思えばそうでもない。
つきまとう責任感、踏み外してはいけないと慎重になり過ぎてしまう余りに何にもできなくなってしまったり。
大人って何だろう。
なりたかった大人に、
私はなれたのかと考えさせられます。
是非、読んで考えてみてください。
一輪の花を黙って渡された方が、「愛してる」という一言よりも思いが伝わるもの。
旦那さんの不器用さが可愛らしく、本当に愛しているのだと感じさせられて胸が温まります。
素敵な愛の伝え方、是非読んでください。
幕末にタイムスリップしてしまった高校生、鈴と玖於。
二人は新選組と出会い、共に行動する中、様々な事件や出会いと別れに遭遇しながらも逞しく成長していきます。
結末がわかっているからこそ思い悩む姿は辛く、胸を締め付けられました。
ページ数のある長編ですが、強く惹きつけられる描写と内容は飽きることなく最後まで読むことができました。
波乱な時代に逞しく生きた二人と新選組姿を、是非読んで確かめてください。