永以真子さんのレビュー一覧
諦めたくても諦められない、
好きな人は親友の彼氏。
切なくて苦しい片思いの中に織り込まれた甘さが際立っていて、キュンっとさせられます。
好きを貫く朱里の素直さと成長にも注目したい素敵な作品。
是非、読んでください。
些細な喧嘩の絶えないふたり。
本当は喧嘩したくないのに、
本当は素直になりたいのに。
自分の気持ちを伝えられない
不器用なふたりが迎えたクリスマス。
また喧嘩して後悔する雪に、
萩がくれたものは……
喧嘩の後の展開に、キュンとさせられるのと同時に、ホッとしました。
不器用だけど、可愛いお話。
是非、読んでください。
ぷっと笑ってしまう言葉や
ほっこりと温めてくれる言葉たち。
純粋な子どもだからこそ、
表現できる言葉の数々。
決して意識したり、
ウケを狙ったものではなく、
生きてきた年数や経験が少なく
常識にとらわれない発想力は
まさに穢れない子どもらしさ。
純粋な言葉にもっと触れたくなる
本を紹介してくださった作者様に感謝。
憧れのバスケ部の先輩が彼氏に。
強引で少し意地悪な先輩に、ドキドキさせられるばかり。
先輩がシュートを決めたら、ファーストキスをする約束をしたけれど、先輩の様子が何か変?
初々しく純粋な恋模様がとても可愛くて温かく、青春っていいなあ…と感じさせられる素敵な作品。
是非、読んでみてください。
他のカップルのことが気になってしまうちいちゃんを優しく包み込んでくれるりょーたくん。
コンビニデートでドーナツと肉まんを買って食べている可愛らしい二人のやりとりに、胸がそわそわとこそばゆくて心地よい気持ちになれます。
優しさと温もりに満たされる作品。
是非読んでください。
雪国育ちだからと言い聞かせて、
ずっと振り返ることをしなかった。
振り返ることを教えてくれたのは、
屋根の上にいた風見鶏。
三人の男女の微妙な立ち位置と、
心の揺らぎが細やかに描かれています。
とくに自然と目に浮かぶような、
ラストシーンが素敵です。
また、風見鶏の見ている神戸の風景、市役所の食堂、大阪への路線など、行ってみたくなる要素が織り込まれているところも魅力だと思います。
是非、神戸の街を感じてみてください。
好きだから読む。
好きだから書く。
まったく、その通りだと思います。
いろんな人たちと交流することも大切だけれど、リアルの時間を犠牲にしなければいけないような交流は何か違うと。
人それぞれの価値観があるけれど、一番大切なことは相手に対して愛情をもって接するということだと再認識させられました。
居心地のいい場所は自分自身で築き上げていくもの。
迷いを覚ましてくれる愛ある言葉をありがとうございました。
親友が好きだった人と結婚してしまった亜美、9年間同棲してる彼氏のプロポーズを待つ凛々、ずっと結婚とは無縁だと思っていた梓。
境遇も性格も異なる三人の恋が、とてもリアルに描かれていて共感させられます。
誰もが感じる結婚への不安や期待を上手く表現した物語。
是非読んでください。
恋することって素敵なこと。
いろんな恋の形があるけれど、
恋する気持ち、ときめきは
いくつになっても変わらない。
そっと寄り添ってくれるような
優しい語り口で描かれたお話に、
素敵な恋がしたくなります。
是非、読んでみてください。
恋愛ドラマを見ながら、ドラマみたいな恋がしたいと願う菜都の前に現れたイケメン上司、龍之介。
見た目は爽やか、だけど俺様。
優しい時もあれば、意地悪になったり…の龍之介と奮闘する菜都は、まさに恋愛ドラマのヒロイン。
泣いたり笑ったり、キュンとする。
どんな恋愛ドラマにも負けないテンポの良い物語。
是非読んでください。
ドジな自分とは対照的な親友ミーちゃんに軽く嫉妬しながら迎えたクリスマスイブ。
彼氏と過ごすと去っていったミーちゃんを見送り、一人になったナナの前にカフェのウェイターが現れて…
ナナのドジなところが可愛らしく、応援したくなります。卑屈になるナナを優しく受け止めてくれるユウヤも素敵でした。
ダメだと思っていた自分をずっと見守っていてくれたユウヤの温もりに包まれた素敵なクリスマス。
優しい気持ちになれるお話です。
是非読んでください。
クリスマス前に偶然出会った二人。
ほんの些細な優しさが嬉しくてときめいて、いつしか気になる存在に…
クリスマスに誰かのために頑張って働く二人が、ようやく自分たちのための温かなクリスマスを迎えることができてよかったと、ほっとさせられました。
慌ただしく働いた後に訪れた二人の穏やかな時間が、とても温かく素敵に感じられます。
ふんわりと優しい気持ちになれる作品を是非、読んでください。
クリスマスに賑わう町の小さな公園でうずくまる彼女。
北風に吹かれ、おなかを空かせて泣いているのに、誰も見向きもしない。
だけど、彼だけは見えていた。
「寒いだろう? 一緒においでよ」
彼が差し出した手を振り払ったものの、寂しそうな顔に心が揺らいだ。
互いの孤独を埋めるように寄り添う二人。
心温まる物語を、是非読んでください。
クリスマスの夜を照らし出すイルミネーション。
イルミネーションを観ていると思い出されるのは、幸せだった頃の思い出。そして忘れてしまいたい思い出。
別れた彼と再び観るイルミネーションは、嫌な思い出を浄化してくれるように優しくて。
年を重ねた二人が、ゆったりとした気持ちでイルミネーションを観ながら過去を語る姿がとても印象的です。
二人がどんな大人になっていくのか、楽しみになる素敵な作品。
是非、読んでください。
去年のクリスマス、好きだった同期の博臣が女の子と一緒にいることを目撃してしまった佑月。
簡単に思いを断ち切ることはできず、博臣を避けて気持ちを押し殺すことしかできない。
そして、同じ部署に異動してきた博臣とクリスマスイブの夜に残業…
苦しい恋を懸命に断ち切ろうとする佑月の気丈な姿に心打たれます。
なんとかしてあげたいと思うほど。
それだけに博臣がすべてを打ち明けたときの喜びは本当に大きく、博臣の策士っぷりには感心させられました。
本当によかった。
苦しかった一年間だったけれど、これからは二人の未来を感じさせられる素敵なお話です。
是非読んでください。
切ない遠距離恋愛のお話からはじまる短編集。
最初のお話から繋がる最後のお話には、じんと胸を熱くさせれました。
胸を打つ作品からコミカルな作品まで、いろんなクリスマスの味が楽しめる心温まる素敵な作品集です。
是非、読んでください。
時間を埋めるのは物ではない。
時間はお金では買えない。
よくわかっていたはずなのに、仕事を優先する余り、金で物を買って、物で時間を埋めていた。
愛し合う二人に生じたすれ違いの結末は…
物では満たすことのできない大切なことに気づかされる作品です。
是非読んでみてください。
雪の舞う聖なる夜の情景が、
一頁ずつ絵画のように描かれた作品。
静寂の中で耳を澄ませて…
聴こえてくるのは、
舞い降りてくる雪の音か、
恋人たちの呼吸、
それとも高鳴る鼓動か。
是非、感じてみてください。
初めての彼氏、光輝と付き合って半年、初めて迎えたクリスマス。
ドキドキと不安の入り混じった気持ちを抱える夢叶の前に、綺麗な女性が現れて…
光輝に親しげに接する彼女。
二人の姿を見て嫉妬と不安を募らせる夢叶の気持ちが細やかに描かれています。
張り詰めた不安を光輝が優しく解してくれるシーンには、夢叶に感情移入してしまうほど、キュンとしました。
初めての不安と喜びと…
これからを期待させられる素敵なお話です。
是非読んでください。
和菓子屋「藤吉」の三代目、ケーキ嫌いな又三郎のクリスマスの過ごし方は、寒さの中で「藤吉」自慢の和三盆ケーキを店頭販売すること。
クリスマスには縁がないと思っていま又三郎だったけど、幼馴染みのミミコが彼を変える。
ミミコに告白された時の又三郎の反応がかわいくて純粋で、思わず笑顔になってしまいます。
ほのぼのとした優しく温かい気持ちになれる物語。
是非読んでください。