聖凪砂さんのレビュー一覧
始まりからの展開がすごく早くて、このままどんどんとストーリーが進んでいくのかと思ったら、早かったのははじめだけでした。
リセが成長してからのストーリーに、たくさんの人の陰謀が巡らされて複雑なストーリー展開へとなっていくのかと思ったのですが、最初から最後まで一本の線でつながれてストーリーは進んでいきます。ストーリー展開はそれほど複雑ではないのですが、人の心情が率直に書かれているので人間臭さが出ていて、なんだか複雑ではないのにドロッとした印象が残りました。
ストーリーはすごくよかったのですが、よかっただけにもう少し描写を事細かに書かれていたらより素晴らしい作品というより、大作になったのではないかと少し残念な気もしました。
狂愛、執着愛がテーマの中に含まれているということで、かなりドロドロとした感じなのかな?と読み終わるまでハラハラしておりました。
作者さんが、それほどドロドロした作品を書かれていないのですが、それでもいつもとは雰囲気の違うヒーローに、このストーリーはまさかのバッドエンディング?とか思っていました。
だけど、最後までハラハラの展開は続きながらも、最後の最後までさすがでした。
あとがきに書かれていたように、そこで終わらせていたら、確かにこの作品の終わり方も変わると思いました。でも、どちらの終わり方も好きかも。
不幸な身の上なのに、素直に前向きに働く主人公。そんな主人公に救いの手を差し伸べる社長。 少ないページ数から、ストーリーはたんたんと進んでいきます。 ちょっと駆け足気味のストーリー展開だったので、そこが少し惜しい気がしました。
不幸な身の上なのに、素直に前向きに働く主人公。そんな主人公に救いの手を差し伸べる社長。
少ないページ数から、ストーリーはたんたんと進んでいきます。
ちょっと駆け足気味のストーリー展開だったので、そこが少し惜しい気がしました。
初めからダメだと思い、お見合いをすることとなった主人公。だけど、そこに現れたのはまさかの片想いの相手。 想いのすれ違いが起こり、近づきそうになりながらも遠ざかりの展開。 ですが、短いストーリーだからか、サラッと読み切れました。
初めからダメだと思い、お見合いをすることとなった主人公。だけど、そこに現れたのはまさかの片想いの相手。
想いのすれ違いが起こり、近づきそうになりながらも遠ざかりの展開。
ですが、短いストーリーだからか、サラッと読み切れました。
架空のストーリー設定の中、よく練りこまれていると思いました。
現実にはない単語がちょこちょこ出てくるので、少し戸惑うことがありましたが、現代ではない架空の世界でのストーリーにハラハラさせられました。
これだけ練りこまれているのだから、このページ数なのが残念です。
それほどページ数は多くないのに、すごく盛りだくさんの内容でした。
ただの恋愛だけではなく、人間関係の複雑さに陰謀。1人だけではなく、いろいろな人の思惑が絡まり合ってすごく壮大なストーリーでした。読み応えもすごくあったのですが、これだけ内容が複雑で面白いのに、ラストがあまりにもあっさりと終わってしまったのがすごく残念でした。
大人のラブストーリーなのに、すごくピュアなラブストーリーでした。 細部まできちんと書かれていて、特に病院を舞台のラブストーリーなので、すごく丁寧に書かれていた内容にすごく読みごたえがありました。 病院を舞台のラブストーリーは数多くありますが、恋を主軸にするため、その周りの仕事の部分がおろそかになっていることが多いのですが、この話はそういうこともなく、とても素敵なラブストーリーでした。 読み応え満点の大満足の作品です。
大人のラブストーリーなのに、すごくピュアなラブストーリーでした。
細部まできちんと書かれていて、特に病院を舞台のラブストーリーなので、すごく丁寧に書かれていた内容にすごく読みごたえがありました。
病院を舞台のラブストーリーは数多くありますが、恋を主軸にするため、その周りの仕事の部分がおろそかになっていることが多いのですが、この話はそういうこともなく、とても素敵なラブストーリーでした。
読み応え満点の大満足の作品です。
すごく素敵な高畑さんでした。
ストーリーも読み終わった後、すっきりできたし、もう最高でした。
元カレや親友との過去の清算もすごくきれいな終わりのつき方で、主人公が泣き寝入りすることがないことに大満足。
それに、高畑さんの行動も男らしくて、きっぱりはっきりしているので読んでいてすがすがしい気持ちになりました。
ストーリー展開もすごく上手だし、読みやすかったし、大満足の作品です。
水と油のように合わない二人。だけど、あることをきっかけに二人はお互いを意識していく。
ストーリー展開は、ドキドキするし、王道ラブストーリーで読んでいても安心です。ただ、個人的にはもう少し、二人の気持ちの絆のようなものが見えればな…と。
ちょっとあっさりしすぎているような気がしないでもなくて……
そこが少し残念でした。
一見、激しいストーリー展開かと思ったのですが、読み終わった後は、主人公のキャラもあってか、かなりほのぼのとした作品でした。
それほど波もないストーリー展開が続きますが、作者さんの文章能力が高いので、すごく読みやすくすんなりとストーリーに入り込めます。
終わり方もきれいで、ストーリーに一本筋が通っているようでした。
すごくキャラが際立っていて、とても面白かったです。個性的な面々が起こすストーリーは、ラブコメに突っ走り気味なのですが、切ない部分はきちんとあって、でも、その切なさも、このキャラだからこそのような気もしないでもない。
きっと普通なら段階を踏んで結論を出すだろうけど、突っ走ってしまったが上に遠回りをしていました。
最後までとても面白く読ませていただきました。
最後まで徹底的にキャラを持続させ、ストーリーを展開させていくのがとてもすごかったです。
心の声の突っ込みが、とにかく面白くて、笑いながら読ませていただきました。途中まで面白かった分、後半部分からの切ない展開はギャップが激しくて、ハラハラしてしまいました。
最後まですごく楽しい終わり方だったのですが、邪魔ばかりしてくる後輩くんのあれだけ邪魔をして傷つけたのに、ストーリーの中、何もないように終わっているのが少し個人的には納得いかないかも。
あれだけ引っ掻き回す…だけではなくその言動のせいで傷つけたのだから、制裁とはいかなくても、後悔するほどの何かが彼にあってもよかったかな?と。
これは、あくまで個人的な意見です。でも、やはりすごく素敵で面白い作品でした。
ごく平凡な顔立ちの主人公は、自分とは違い人を惹きつける美貌を持つ幼馴染に劣等感を抱きながら、ずっと生きてきた。
そのせいで、いつもネガティブな思考を持っている主人公は、ある日突然幼馴染が興味を持っている相手と知り合い、出来心で誘ってしまう。そこから始まるシンデレラストーリー
昔から持ち続けていた劣等感は早々に消えるものではなく、ふとした拍子に出てくるのだけど、そのたびに主人公に優しく、時には厳しい言葉をかけながら引っ張っていく部長がすごくかっこよかったです。
異世界に飛ばされた主人公のお話。
読みはじめはありふれたお話かと思っていたのだけど、ところどころに複雑な設定などが施されており、読みごたえがありました。
ただ、主人公が恋愛に関しての関心が低いこともあり、ラブストーリーを求めている人には物足りないかもしれません。
コメディタッチの中に、ファンタジーがたくさん織り込まれた作品です。
個人的には、もう少し、謎を引っ張ってひと悶着会ってほしかった気がしました。
天然?な主人公のおかげといっていいのか、かなり面白い展開でストーリーは紡がれていきます。
二人のはじまり方が少し変わっていたために起こった勘違いなのですが、そこから甘くなっていくにつれ、普通ならおかしいと感じるところも突っ走る展開。
途中の甘い展開に、読んでいる私はそのことを忘れていたのですが、主人公はずっと勘違いしたままで、そのことが終盤に出てきて、「ああ、そういえば…」と思いました。
大いなる勘違いによる天然っぽいようで天然ではない無自覚女性の起こすストーリーが少しほのぼのした感じで進んでいき、すごく読みやすく面白かったです。
これぞ、大人のオフィスラブという作品でした。
ページ数はそれほど多くないのに、必要なものはきっちりと書き込まれていて、物語に深みを感じました。また、一筋縄ではいかない大人ならではのごちゃごちゃと考えてしまう思考。
それも、当然のことで、その気持ちにブレーキをかけるためにいろいろと理由をつけることも、大人ならではという感じでした。
ゆっくりと…、だけど、惹かれていく恋の模様に読んでいて、すごくドキドキしました。
中編ということで、ストーリーはサクッと進んでいきます。
その展開がとても面白くて、コメディ調で読みやすいです。自由奔放な姉のせいで被る被害。そのせいでいろいろと問題が起こったのだけど、その元凶の姉が少ししか出てこなかったのが少し残念。
ここまでいろいろと問題を起こしてくれたのだから、ちょっと懲らしめるや反省するような場面があれば、個人的にはよかったかな?と思います。
でも、二人の気持ちがはっきりと見え隠れしていたので、どんなにすれ違っていても楽しく読めました。
中編の作品ということで、ストーリーや感情面の描写はとても丁寧だし、読んでいて読みごたえがありました。ただ、きれいな終わり方だということもわかっているのだけど、もう少しストーリーを読みたかったという気持ちもあります。
きれいにまとまっていたのですが、その分、もう少し掘り下げられた展開もあったらよかったかもという気もします。
二人の自然にひかれていく関係など、もう少しその先も読んでいきたかったです。
オフィスラブでも、大人のラブストーリーでも切なさや甘さがある作品はあるのですが、大人の恋の距離感。それも仕事を持つ大人のラブストーリーを読んだことがありませんでした。仕事と恋を両立しながらの恋愛をしながらも、どこか恋愛に重点を置いた作品が多い中、この作品はきちんと仕事に対して真面目に取り組み、どちらかというと恋は二番目。それがどちらもだから、あっさりすっきり。価値観もあってます。仕事一筋の二人だから、甘い展開を求める人には物足りないかもしれませんが、私はこの二人の距離感や考え方がすごく素敵だと思いました。この先の二人も見てみたいような、この終わり方で二人らしい気もするような、不思議な感覚を与えてくれた作品です。
表紙を見る限りでは、かなり切ないラブストーリーなのではと思いながら読み始めました。しかし、読み進めるごとに、「あれ?」と自分の中で思っていた内容とは違っていて、切ない話が苦手な私としては、すごく楽しめてよめました。
特に、相手の少し強引な行動に戸惑いながらも、流されてしまう主人公。その彼の行動も、その先にあることが何なのかよくわかりませんでした。ですが、どんどんと読んでいくにつれて、その先の意味もわかってきて、その意味がわかってきてからはより一層楽しかったです。